当事者は死活問題だ! クルマ酔いは克服できるのか?

フワフワするクルマ以外にも酔いやすいのは……

 では、クルマによって酔いやすい、難い、はあるのだろうか? 答えはイエス! まず上下動が大きなフワフワしたクルマ。上下動が小数回で収まればよいが、いわゆるバウンシングという余韻がいつまでも続くクルマは酔いやすい。

 じゃあスポーツモデルなどのハードサスがいいのかといえば、スポーツモデルはダンパーの伸び側の減衰が高いモデルが多く、凸凹路面を通過した際の落ちる速度が速い。いわゆるジェットコースターが下る時のフィールが連続するようなもの。胸にキュッとくるのでこれも酔う原因となる。

 したがって普通のサスペンションがベターだ。ここから考えればサスペンションだけでなくシートの座面の厚みやクッション性も影響してくることは容易に想像がつくかもしれない。

 ほかにマツダがほぼ全車種に展開しているGVC+(Gベクタリングコントロールプラス)は乗員の横揺れを抑えるよう自動的に出力をコントロールするので、酔い止めには大きな効果があると考えられます。

GVCはエンジントルクを制御してカーブ入口の回頭性を高め、GVCプラスはブレーキを制御してカーブ出口での直進状態へ戻す復元力を与える
GVCはエンジントルクを制御してカーブ入口の回頭性を高め、GVCプラスはブレーキを制御してカーブ出口での直進状態へ戻す復元力を与える

日頃の体調管理、特に睡眠は重要だ!

 しかし、最後はやはり体調管理。よい睡眠をとることがイチバンで、スマホの睡眠アプリなどを利用して睡眠状態を管理し改善することも重要。イビキぐらいと考えないで、睡眠中の呼吸をよくすることでドライビングも安全快適になり、同乗しても酔いにくい体質を作ることができます。

 薬品を使うのもありですが、抗ヒスタミン系は眠くなりやすく(同乗中に寝る目的ならお薦め)あまり薦められません。ビタミンB6は神経系に効果があるのでお薦めです。

  酔わない身体づくり、酔わせない運転。参考になれば幸甚です。

【画像ギャラリー】同乗者をクルマ酔いさせないためにできること! 写真にまとめました!!

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