■ローグ(エクストレイル)/これが2021年秋に日本に導入予定のエクストレイル
2020年9月より北米で発売している新型ローグ。ボクシーなイメージのミドルサイズのSUVだ。ご存じの通り、日本名はエクストレイルだが、こちらはまだ旧型のままだ(2021年3月時点)。
新型ローグのエクステリアデザインは、従来モデルの流麗なボディラインから大変身。前後フェンダーにはブラックのフェンダーアーチを採用するなど、力強くタフなイメージがアップした。
現時点、パワートレインは、先代ローグと同様の排気量2.5リッター直列4気筒ガソリンエンジン(最高出力181ps/最大トルク245Nm)のみ。
旧型に比べて、11psアップとなるが、おそらくこの後、キャシュカイに搭載されたe-POWERターボが導入され、そして、おそらくその状態で、新型エクストレイルは登場することになるだろう。北米価格は、25750~36930ドル(約279万~400万円)。気になる日本発売時期は2021年秋が濃厚だ。
■新型パスファインダー/全長5mの7人乗りクロスオーバーSUV
北米市場は、日産にとってメイン市場だ。その北米で需要の高い大型SUVのパスファインダーが、2021年2月4日、満を持してモデルチェンジとなった。
ムラーノと同じDプラットフォームを採用する、全長5mの7人乗りクロスオーバーSUVである、パスファインダー。新型のフロントフェイスは、C字型につながったシグネチャーライトとヘッドライト、新形状のVモーショングリルなど、非常に力強い表情だ。
パワートレインは、全グレード新型9速ATと、排気量3.5リッターV型6気筒NAエンジン(最大出力284ps/最大トルク351Nm)の組み合わせとなる。
また、4WDモデルは、7種類のモード選択が可能なドライブ&テレインモードセレクターを装備した新型のインテリジェント4WDを採用。オンロードから砂地、雪道、泥地、トーイングまで、あらゆるシーンに対応した駆動制御を行ってくれる。
上級グレードの「SV」「SL」には、先進運転支援技術「ProPILOT Assist」を搭載。また、最上級グレードのプラチナには、前方にカーブがあるシーンや分岐合流点、高速道路出口などで自動減速を行う「ProPILOT Assist with Navi-link」も採用された。
さらには、12.3インチデジタルディスプレイも新採用するなど、デザインだけでなく、中身も一気にブラッシュアップされた。現行モデルの北米価格は、31980~44910ドル(約347万~487万円)だ。
■アルマーダ(パトロール)/日産最大の本格派クロカン四駆
北米市場向け高級フルサイズSUVである「アルマーダ」。スペイン語で「海軍・戦艦」という意味をもつパトロールは、日産最大のボディサイズをもち、その名の通り巨大な戦艦のようなSUVだ。
2020年12月にビッグマイナーチェンジが行われ、新しいフェイスへと変更されている。なお、中東向けのパトロールや、インフィニティブランドで販売される高級仕様のQX80とは、兄弟車だ。
排気量5.6リッターV型8気筒NAエンジン(最高出力390ps/最大トルク534Nm)と7速ATを組み合わせ、後輪駆動もしくは4WD。ラダーフレーム構造の頑丈な車体に、ストロークが大きくとれる前後ダブルウィッシュボーン形式のサスペンションと、タフな走りを余裕で吸収するだけのポテンシャルはある。
ちなみに、トーイングキャパシティは8500lb(約3855kg)もあり、小さなボートやキャンピングトレーラーなど、自重以上の荷物でも余裕で引っ張るパワーの持ち主だ。北米価格は52600~68000ドル(約570万~746万円)。
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