スバル車は売る時お得? 買い取り額が高い理由とは

WRX S4とSTIの買取額には驚愕!

実用性の高いスポーツセダン WRX S4。2L水平対向4気筒ターボ”DIT”が最高出力300ps/40.8kgmを発揮
実用性の高いスポーツセダン WRX S4。2L水平対向4気筒ターボ”DIT”が最高出力300ps/40.8kgmを発揮


■スバルWRX S4 2.0GT-Sアイサイト 新車時価格380万6000円
3年落ち買取価格:231万円(残価率60.6%)
5年落ち買取価格:168万円(残価率44.1%)

 ここまでは、スバル車とライバル車を比較してきた。最後はすでに生産終了となったスバル車の買取価格を調べてみた。まずは、2020年に販売終了したスポーティセダンのWRX S4。2014年〜2020年まで販売されたWRX S4はスバル車最高峰の走りのパフォーマンスと安全性能を両立したスポーツセダン。

 最高出力300psを発生する2L水平対向4気筒ターボDITとリニアトロニックと呼ばれるCVTを組み合わせたパワートレインを搭載している。

 買取価格を調べたのはデビュー当初から設定されている2.0GT-Sアイサイト。現在3年落ちの買取価格は231万円、残価率は60.6%。そして5年落ちの買取価格は168万円、残価率は44.1%となっている。

 途中で追加されたSTIスポーツや特別仕様車はこの水準よりはるかに高い残価率を誇っていて、2016年に設定された特別仕様車のtSは5年落ちでも残価率は67.6%という高い数字となっている。

現行型が惜しくも生産終了となったWRX STI。30年近く受け継がれてきたスバル伝家の宝刀EJ20型エンジンを搭載、ミッションは6MTのみという硬派なスポーツモデルだった
現行型が惜しくも生産終了となったWRX STI。30年近く受け継がれてきたスバル伝家の宝刀EJ20型エンジンを搭載、ミッションは6MTのみという硬派なスポーツモデルだった


■スバル WRX STIタイプS 新車時価格413万6000円
3年落ち買取価格:304万円(残価率73.5%)
5年落ち買取価格:240万円(残価率58%)

 そして、最後は2019年に販売終了したWRX STIだ。WRX STIは初代レガシィGTから搭載されているEJ20型2L水平対向4気筒ターボエンジンを熟成させ、最高出力308psまで向上。組み合わされるトランスミッションは6速MTという硬派なモデルだ。

 買取価格を調べたのは、走りに磨きを掛けたグレードのSTI タイプS。3年落ちの買取価格は304万円、残価率は驚異の73.5%。そして5年落ちでも240万円、残価率58%と高い。言わずもがな、特別仕様車のS207、S208、RA-R、ファイナルエディションはさらに高い買取価格となっている。

 買取価格を調査した結果、スバル車は年式が進んでも買取価格の下げ幅が小さいということが判明した。2度目の車検を迎えても高い買取価格を提示されるというのはスバルオーナーならではの喜びといえるだろう。

【画像ギャラリー】スバルとライバル車 3年後と5年後の買取相場を徹底比較! 残価率が最も高かったのは?

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