■連続ハンズオフには“地図”と“監視カメラ”は必須
長い前置きになった。「200万円台の連続ハンズオフ車が登場するのはいつか?」について考えてみたい。連続ハンズオフ機能を加えようとすれば「高精度地図データ」と「ドライバー監視カメラ」を加えなければならない。
それぞれどんな役割をするのか? 高精度地図データから紹介しよう。初めて走る道をイメージしていただきたい。
道路の”クセ”などわからないためいろんなことを判断しなければならず、リラックスできないと思う。けれど知っている道なら注意すべき点などわかっているから、安全性の確保に集中できる。
クルマも同じ。精密な地図データを持っていたら、それだけで車線をトレース可能。人間と同じようにセンサーで道路上の安全だけを確保すればいい。
■200万円台のクルマは2~3年後にオプション設定か?
ドライバー監視カメラは居眠り防止の観点から必ず必要。ハンズオフすると居眠り運転の可能性がでてくる。前述のとおりレベル2であれば運転の責任はドライバー。基本的に運転しているのと同じだ。
当然ながら居眠りやTV見ながらの運転は危険だし違反になってしまう。事故防止のためドライバー監視カメラで常時ドライバーの視線を追う。
正面を見てない状況が10秒続くと警告。5秒後に「運転していない」と判定され、そこから「安全確保機能」開始となり、最終的に自動停止させる。逆に考えれば2つのアイテムだけ加えてやれば連続ハンズオフが実現可能になります。
ウワサだと日産の電気軽自動車にプロパイロット2.0が搭載されるらしい。初の200万円台になる?
大雑把に言って高精度地図が20万円。ドライバー監視システムを5万円とすれば、25万円くらいのオプションで実現できそう。ということで、2~3年すると新型車の多くに連続ハンズオフ機能がオプション設定できるようになると予想しておく。
ドライバー監視カメラは居眠り運転時の事故防止に絶大な威力を発揮する。安全性向上にもなります。
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