クルマを長生きさせたい! 達人が教える「自分でできるメンテナンス術」

クルマを保管するうえでの2つの重要ポイント

 メンテナンスについてもまだまだたくさんあるのですが、最後にクルマを保管するうえでのポイントを2つ紹介したいと思います。

■洗車時にもうひと手間かけてみる

 夏場はボディメンテナンスするには絶好の季節。外観だけキレイにするのではなく、普段手を入れにくいボディの隙間やホイールハウス、アンダーボディなどを亀の子たわし片手に徹底的に水洗いしましょう。

ここでサビや損傷などを確認、適切に対処しておきます。とくに雨水が流れ落ちるボディ各所のレインチャンネル(隙間)に堆積した土埃などは乾き難いのでサビの発生原因になります。

フロントガラスの下側周辺~Aピラーの根本~フェンダー内部、トランク周りは入念に土埃を洗い流し、つねにキレイな状態を保つようにしましょう。

ボディカバーは週に1回はドアを開け空気を入れ替えよう(Adobe Stock@trainman111)
ボディカバーは週に1回はドアを開け空気を入れ替えよう(Adobe Stock@trainman111)


■湿気対策は万全に

 自宅でも賃借でも、雨ざらしでもボディカバーでも、屋根付でも雨風を防げるガレージでも湿気からは逃げようがありません。とくにボディカバーをかけている場合、汚れは防げますが、下からの湿気が逃げにくいので、週に1度はカバーを外し、ドアを開放して空気を入れ替えることをお勧めします。

 洗車(拭き取り)にもポイントがあります。洗車後は大きな幹線道路を走るなどしてボディやモールの隙間に溜まった水気を風圧で飛ばしましょう。

 そして最後が肝心です。

 ご存じのように湿気はカビや嫌なニオイの発生原因になるだけでなく、リアルウッドのひび割れや本革シートへのダメージなどの原因になりますので「除湿パック」を室内(運転席の下以外)とトランクに置いてください。自分も励行していますが、驚くほど水が溜まります。

 以上、「クルマを長持ちさせる秘訣」についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

 もちろん愛車を長く良い状態で乗り続ける方法はこれ以外にもたくさんあると思いますので、一例としてご理解ください。それと運転も整備も基本的に自己責任であることを理解したうえで実施することをお勧めします。

 いずれにしても大事なことは「オーナーと愛車の良好なコミュニケーション」。これに勝るものはありません。みなさん、楽しいカーライフをお過ごしください!

【画像ギャラリー】クルマに負担がかかる運転してませんか?? 愛車を長持ちさせるメンテナンスの基本を写真でチェック!!

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