■三菱 ランサーエボリューション ファイナルエディション 2015年4月/限定1000台
■中古車価格帯:約458万〜約700万円。最大アップ率は約163%
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スバル WRX STIの限定車を取り上げたので、ライバルであった三菱 ランサーエボリューションXの限定車を紹介したい。ピックアップしたのは、2015年4月から限定1000台で予約開始した特別仕様車の「ランサーエボリューション ファイナルエディション」だ。
ちなみにランサーエボリューションはこのモデルを最後に約23年の幕を下ろした。専用装備として、まずエンジンでは、新たにナトリウム封入エキゾーストバルブを採用し、最高出力313psまで向上するとともに、中高速域で伸びのある出力特性としている。
またサスペンションにはビルシュタイン社製単筒式ショックアブソーバー、アイバッハ社製コイルスプリングなどのハイパフォーマンスパッケージを標準装備している。
外観ではフロントグリルモールをダーククロムメッキとして、リアトランクには「Final Edition」のエンブレム、フロアコンソールにはシリアルナンバープレートを採用。さらに、レカロ社製レザーコンビネーションシートなど盛りだくさんにもかかわらず、新車時価格は429万8400円だった。
現在、ランサーエボリューションファイナルエディションの中古車は約16台と豊富で、価格帯は約458万〜約700万円。最大のアップ率は約163%とかなりアップしている。
■ホンダ シビックMUGEN RR 2007年9月/限定300台
■中古車価格帯:約1200万〜約1399万円。最大アップ率は293%
そして、ホンダ シビックタイプRだ。2020年10月に行ったマイナーチェンジの際に国内200台限定でシビックタイプRリミテッドエディションが販売された。
すでに現行型シビックタイプRの生産は終了しているので、このリミテッドエディションがファイナルモデルということになる。4月1日に行われた業者オークションに出品され、1621万5000円で落札されたことも業者間で話題となっているようだ。
さすがにまだこのシビックタイプRリミテッドエディションの中古車は流通していないので、現在シビックタイプRの中古車で最高値を付けている特別仕様車を取り上げてみたい。
それは2007年9月に限定300台で販売されたホンダ シビックMUGEN RRだ。ホンダのワークスチューニングブランドであるMUGENが初めて手がけたコンプリートカーで、1台1台手作業で架装されたモデルだ。
外観はカーボンコンポジットやアルミニウムといった素材を投入し、空力性能と軽量化を追求。ベース車に対して15kg以上の軽量化を達成した。
インテリアは、レカロと共同開発した専用セミバケットシートをフロントに採用。また、ショートストローク化されたシフトと相まって操作ポジションの最適化を実現している。
エンジンは、吸排気系をチューニングし、+15psを実現。サスペンションは、減衰力5段階調整式ダンパーを採用した専用サスペンションの採用で、高いパフォーマンスと快適な乗り心地を両立している。
シビックMUGEN RRの新車時価格は477万5000円だったが、現在中古車は2台流通していて、価格は約1200万〜約1399万円。アップ率は最大293%と暴騰といえる上げ幅を記録している。
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