キャデラックの新作、CT5の出来がよくてびっくりした。
よいと言っても、これまで散々アメリカ車に対して使ってきた「日本車やドイツ車にはないおおらかさがあって……」という苦肉のレトリックではなく、ホントによいのだ。例えばこれがメルセデス・ベンツCクラスやBMW3シリーズの新型だと言われても納得できるくらいによい。
大げさかもしれないが、生き馬の目を抜く自動車業界で次に覇権を握るのは、ほんの11年前に破綻したにもかかわらずV字回復を果たして見事再生したゼネラルモータース。
そしてEV専業という極端な戦法によって短期間のうちにベンチャー企業から株価世界一の大企業にまで登りつめたテスラのような新しい勢力が共存するアメリカなんじゃないかと思わせるものがあった。
Make America great againを可能とするのはトランプじゃなく自動車なのでは!?
文/塩見 智、写真/ゼネラルモーターズ・ジャパン
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