S660生産終了でコペンに俄然注目 軽唯一のオープンカー、コペンの今


現行コペンのグレード構成は?

4つの顔を持つコペン。左から順に、コペンセロ、ローブ、コペンGR SPORT、エクスプレイ

 続いては現行型コペンのグレード構成を紹介する。

 2014年6月に現行型コペンの先陣を切って登場したのがローブだ。スポーツカーとしての躍動感や流麗さを表現したデザインが特徴で、ボディはダブルスウィーブシルエットと呼ばれる2つのスイーブ(長く緩やかな曲線)のリズミカルな動きにより躍動感と流麗さを表現している。

 LEDを採用したクリアランスランプはフェンダートップのキャラクターとフェンダーアーチにかかるV時形状で配置し、夜間でもひと目でコペンとわかる特徴的なグラッフィックを実現。現在プジョーが縦に延びるデイライトを採用しているが、コペンローブのほうがひと足先に採用していたのだ。

 同年11月にはコペン2つ目の意匠となるコペン エクスプレイが登場。「タフ&アグレッシブ」をコンセプトとした内外装のデザインが特徴で、外観はスポーツカーシルエットとタフでアグレッシブなテイストを融合。ウェッジチューブシルエットに力強さを想起させるホイルフレア造形を追加。

 多面体ボディと多角形グリルによって新ジャンルのスポーツカーを表現している。内装はブラックを基調として、インパネはセンタークラスターの骨格をインパネ上部まで張り出した「クロスフレーム」とすることで、タフでアグレッシブな斬新さを表現している。

 翌12月にはローブの上級グレード「ローブS」を設定。このモデルはコペンローブをベースに、初代コペンに設定されたアルティメットエディション同様、スポーツプレミアムブランドのパーツを装着し、さらなる操舵の正確性向上とより引き締まった上質な乗り心地の両立を図ったグレードだ。

 足回りにはダイレクト感あふれるハンドリング、操縦安定性とフラットな乗り心地を追求した専用設計のビルシュタイン製ショックアブソーバーを採用。内装には手触りと意匠にこだわり、スウェード調生地を使用したレカロシートを標準装備。さらにコペン専用デザインのBBS製鍛造16インチアルミホイールをオプションで用意している。

丸目のセロが2015年6月に登場

コペン登場から約1年後、2015年6月に追加されたコペンセロ。丸型のヘッドライトが先代コペンの面影を連想させる

 2015年6月には、コペン第3の意匠となるコペンセロを追加。デザインコンセプトは「フレンドリー&ダイナミックエボリューション」で、初代コペンのDNAを受け継いだ丸型ヘッドライトを採用。親しみやすさと躍動感の融合をコンセプトに流れる雫をイメージした「フローイングドロップシルエット」を採用している。

 インパネは、水平に延びる個価格をイメージした「ストレートフレーム」を採用し、スポーティなイメージを追求。さらに自発光式3眼メーターはセロ専用のシルバーリング付ブラック盤面となっている。

 セロの特徴である丸型ヘッドランプには1つの光源でハイビームとロービームの切り替えが可能なBi-Angle LEDヘッドライトを当時軽自動車で初めて採用した。

 このタイミングで、エクスプレイの上級モデル、エクスプレイSを設定。装備はローブSと同様となっている。そして同年12月にコペンセロの上級モデル、セロSを追加した。ほかのSモデルと装着される装備は同じだが、セロSにはレッドインテリアパックが専用設定されている。

次ページは : トヨタとのコラボモデル、GRコペンが2019年10月登場