ヤリスクロス ライズなど人気SUV4モデルの2WDと4WD どっちを選ぶべき?

■大きめのミドルSUV/トヨタ ハリアー ハイブリッド

ハリアーの人気の理由には、知名度と商品力に加えてリセールバリューの高さも挙げられる。駆動方式にかかわらず、5年後の残価率はCR-VやCX-5と比べて高い水準を誇る。ハイブリッドのWLTCモード燃費は2WDが22.3km/L、4WDが21.6km/L
ハリアーの人気の理由には、知名度と商品力に加えてリセールバリューの高さも挙げられる。駆動方式にかかわらず、5年後の残価率はCR-VやCX-5と比べて高い水準を誇る。ハイブリッドのWLTCモード燃費は2WDが22.3km/L、4WDが21.6km/L


●2WDと4WDの価格差は?
 上級のGグレードで2WDが400万円、4WDが422万円と、2WDと4WDの価格差22万円は平均的といえる。

 ライバル車の2WDと4WDの価格差も、RAV4ハイブリッド(Xグレードの場合)が25万3000円差、エクストレイルハイブリッドが21万100円差、CR-Vハイブリッドが22万円差、CX-5ディーゼルターボが23万1000円差と、各車ともそれほど大きくは変わらない。

●2WDと4WDの燃費差は?
 ハリアーハイブリッドのWLTCモード燃費は2WDが22.3km/L、4WDが21.6km/Lと、2WDと4WDの差は0.7km/Lと非常に少ない。

 ライバル車の2WDと4WDの燃費は次のとおり。RAV4ハイブリッドは2WDが21.4km/L、4WDが20.6km/L。エクストレイルハイブリッドは2WDが15.0km/L、4WDが13.8km/L。CR-Vハイブリッドは2WDが21.2km/L、4WDが20.2km/L。CX-5ディーゼルターボは2WDが17.6km/L、4WDが16.6km/L。

 エクストレイルハイブリッドの絶対値が大きく見劣りするものの、各車とも2WDと4WDの燃費の差は比較的少ない。

●2WDと4WDのリセールバリューは? (予想価格)
・3年後のリセール/2WD: 236万円、4WD: 249万円
・4年後のリセール/2WD: 200万円、4WD: 211万円
・5年後のリセール/2WD: 172万円、4WD: 181万5000円

 ハリアーハイブリッドも2WDと4WDの価格差は、処分の際に相応に縮まる。それ以上にハリアーはガソリン車も含め、リセールバリュー(≒残価設定ローンの最終回の支払い額)が高いことのほうが驚愕モノだ。

●結論
 ハリアーは必要性があるなら迷わず4WDを選ぶといい。しかし、迷っているならCX-30同様の都会派というキャラクターのSUVなので2WDという選択も大いにアリ。また、4WDにするならイメージ的に4WDが似合うRAV4を考えるという手もあるだろう。

■まとめ

 日本車のミドルクラスまでのSUVは全体的にリセールバリューを含めると実質的な2WDと4WDの差額は10数万円ということが多い。それに加え、2WDと4WDの燃費の差も少なくなっているので、都市部でも冬場に大雪になることがあるのを考えると、SUVは4WDを基本に考えてもいいかもしれない。

 ただし、クルマのキャラクターや使い方によって4WDが不要という人も当然いると思うので、そのあたりは選べるモデルの場合には自分に合ったほうをよく考えて選んで欲しい。

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