車重1トン以下。それは、2021年を生きる自動車愛好家にとっては「ある種の夢」だ。
その昔は、車両重量1トン以下の車というのも決して珍しい存在ではなかった。かく言う筆者も車重850kgのMT車(ルノー5バカラ)に乗っていた時期がある。
それは最高出力90psの1.7L、SOHCというショボいエンジンを積んだハッチバックに過ぎなかったわけだが、その走りの質というか「気持ち良さ」に関しては、後に購入した車重1410kgのポルシェ911カレラ2ティプトロニックにも、決して大負けはしていなかった。
だが2021年の今、車重1トン以下のクルマに乗るというのは前述のとおり「夢」に近い何かとなってしまった。端的に言ってしまえば「ほとんど存在しない」のである。
だが車重1トンを切る「運転が楽しいクルマ」も、決して皆無になってしまったわけではない。
探せば、新車であってもいくつかのモデルが存在し、中古車でもOKとすれば、さらに多くの“それ”を見つけることができるのだ!
文/伊達軍曹
写真/ベストカー編集部 ベストカーweb編集部
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