■搭載ユニットとグレード展開
RAV4に用意されるパワーユニットは2.0Lガソリンエンジンと2.5Lエンジン+モーターのハイブリッドの2種となります。
ガソリンエンジンモデルにはシステムが異なる2種の4WDが用意されます。
ひとつは前後の駆動を配分するプロペラシャフトにカップリングを配置した「ダイナミックコントロール4WD」と呼ばれるもので、このシステムは従来からよくみられるものです。
もうひとつの4WDは「ダイナミックトルクベクタリングAWD」と呼ばれるもので、リヤのドライブシャフト左右それぞれにカップリングを配置、それをアクチュエーターによってアクティブに作動させ後輪左右の駆動力配分を調整するものです。

ハイブリッドモデルはFFと、リヤにモーターを配したE-Fourと呼ばれる4WDの2種。RAV4のE-Fourは前後トルク配分を100対0から20対80まで変化可能と、かなりリヤよりに駆動力を持っていくことができます。
パワーユニット、駆動方式、グレードの組み合わせはかなり複雑です。
まずFF車はどちらのパワーユニットにも1グレードのみ用意され、「X」グレード(ハイブリッドの場合は「ハイブリッドX」)となります。
2.0ガソリンの4WDはダイナミックコントロール4WDを採用するモデルが「X」と「G」です。ダイナミックトルクベクタリングAWDを採用するモデルは「G・Zパッケージ」と「アドベンチャー」です。2.5ハイブリッドのE-Fourは「ハイブリッドX」と「ハイブリッドG」の2種となります。
■タイプ別装備
以下の安全装備は全車で標準装備となりますので、購入対象から外れるグレードはないと言えます。
・プリクラッシュセーフティ(歩行者[昼夜]・自転車[昼]検知機能付衝突回避支援タイプ)
・レーントレーシングアシスト
・レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付き)
・オートマチックハイビーム
・ロードサインアシスト
・先行車発進通告機能
・インテリジェントクリアランスソナー[パーキングサポートブレーキ(静止物)]
現在のRAV4はかなりプレミアムよりのモデルとなったので、装備は充実したものとなっています。ホイールは全グレードでアルミホイールが標準です。
とはいえタイプは以下のとおり4種あります。
235/55R19+19×7.5J(切削光輝+ブラック+マットクリア塗装):アドベンチャー専用
235/55R19+19×7.5J(スーパークロームメタリック塗装):G・Zパッケージ専用
225/60R18+19×7.0J(スーパークロームメタリック塗装):Gに標準、Xにオプション(4万4000円)
225/65R17+19×7.0J(シルバーメタリック塗装):Xに標準
2020年8月の一部改良で標準装備となったディスプレイオーディオは以下の機能をもちます。
・AM/FMチューナー(ワイドFM対応)
・Bluetooth対応(ハンズフリー、オーディオ)
・USB入力(動画、音楽再生、給電)
・SDL、AppleCarPlay、Android Auto対応
・ヘルプネット、eケア、マイカーサーチ対応
ディスプレイサイズは2種あり、XとハイブリッドXは8インチ、残りは9インチとなります。ディスプレイオーディオはレスオプションも可能で、一般的なナビを希望する人はレスオプションとして注文することになります。
RAV4にはサンルーフが2種類用意されています。ひとつは一般的なチルト&スライドの電動ムーンルーフ(11万円)、もうひとつがルーフ全体がガラスとなるパノラマムーンルーフ(14万3000円)です。
いずれもオプションでXとハイブリッドXは一般的なサンルーフ、その他のグレードはパノラマタイプとなります。パノラマ指定車種にチルト&スライドの電動ムーンルーフの装着は不可、その逆も不可です。


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