■先代ホンダフィットRS:約77万円から狙える前期型がお薦め!
コンパクトカーのMT車というとスズキスイフトスポーツが圧倒的な人気を誇っているが、2013年~2020年に販売された3代目ホンダフィットにはRSというスポーティモデルが設定されていた。現行モデルにRSが設定されていないのでスポットを当ててみた。
フィットRSは新開発されたプラットフォームに先代より約10%最高出力を向上させた1.5L直列4気筒直噴i-VTECエンジンを搭載。
組み合わされるトランスミッションは6速MTとパドルシフト付きCVTの2種類。2017年にマイナーチェンジを行い、内外装の変更に加えて、先進の安全運転支援システム「ホンダセンシング」を採用。さらにパワートレインにチューンを実施し、加速フィールの工場や燃費性能の向上を実現した。
現在、フィットRS/RSホンダセンシングの中古車は約140台流通していて、そのうち、6速MT車は71台と半数となっている。
中古車の価格帯は約77万~約228万円で、ホンダセンシングを装着したモデルは約18台。価格帯は約155万~約228万円とまだ高水準。ここはホンダセンシングなしの前期型をお薦めしたい。
■トヨタのプチバン、ポルテ:100万円以下のトヨタセーフティセンス装着車が狙い目
2012年~2020年まで販売された2代目ポルテ。プチバンと呼ばれたポルテは、助手席側に大開口ワイヤレス電動スライドドアを採用との高い車高をシナジー効果で、ひと室内空間と誰にでも優しい優れた乗降性を両立したクルマだ。
特にフロア地上高は300mm(2WD車)と低く設定され、小さいお子さんから脚の不自由なお年寄りまで誰もが乗りやすい仕様になっているのが特徴。
しかも助手席側は開口幅1020mm×開口高1250mmの大開口ワイヤレス電動スライドドアを採用し、フロントおよびリアシートへのアクセスが可能となっている。
パワートレインは、デビュー当初は1.3Lと1.5L直列4気筒+CVTが搭載されていたが、2015年7月の一部改良で1.5Lエンジンは燃焼効率を高めた新型に変更。同時に1.3Lエンジンが廃止された。
2016年6月の一部改良では、衝突被害軽減ブレーキのプリクラッシュセーフティ、レーンディパーチャーアラートなどがパッケージ化された安全装備のトヨタセーフティセンスCを全車に標準装備。
そして2019年の一部改良ではトヨタセーフティセンスのプリクラッシュセーフティを昼間の歩行者にも検知可能アップデートされている。
また、ポルテには上質感を演出したラフィネやアウトドアテイストを強めたグランパーなど様々なキャラクターの特別仕様車を設定しているのが特徴となっている。
現在、2012年~2020年まで販売された最終型のポルテの中古車は784台流通し、平均価格は約65万円となっている。中古車の価格帯は約16万~約160万円で、100万円以下が約700台。50万円以下でも約250台もの中古車が流通している。
そのうち予防安全パッケージ、トヨタセーフティセンス装着車は133台となっている。中古車のグレード構成は圧倒的に最上級グレードの1.5Gと1.5Fが多く、特別仕様車は少なめだ。予算100万円以下でもトヨタセーフティセンス装着車が狙えるので、積極的にこの装着したモデルを狙いたい。
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