コロナ禍で掘り出しモノが見つかる!? アウトレットな狙い目中古車はどのクルマ?

■スズキアルトターボRS:50万円を切る中古車も出回り始めた

アルトターボRSが搭載するR6A型658cc、直3インタークーラーターボは64ps/10.0kgm。トランスミッションは5AGSのみ
アルトターボRSが搭載するR6A型658cc、直3インタークーラーターボは64ps/10.0kgm。トランスミッションは5AGSのみ
RSはひっそりと消えてしまった。ワークスとの棲み分けが上手くいかなかったことも消滅の遠因?
RSはひっそりと消えてしまった。ワークスとの棲み分けが上手くいかなかったことも消滅の遠因?


★アルトターボRSの中古車情報はこちら!

 最後は軽自動車から3台ピックアップした。まずは2015年~2018年まで販売されたスズキアルトターボRS。アルトターボRSは新開発のプラットフォームに、剛性を高めボディを採用。

 さらに力強い加速を実現するために改良された、660cc直列3気筒ガソリンターボエンジンに、パドルシフトを装備したオートギヤシフト(AGS)を組み合わせたスポーティモデルだ。

 専用チューニングのサスペンションやブレーキ、専用フロントシートなどを採用することで、高い走行性能としなやかな乗り心地を両立しながら、キビキビとした気持ちの良い走りが特徴。

 約3年という短い販売期間だったが、中古車の流通台数は190台と豊富で、価格帯は約49.9万~約168万円と50万円を下回る中古車が出回り始めた。

 2ペダルMTのオートギヤシフトを搭載しているので、AT限定免許でもスポーティな走りを楽しめるのが魅力だ。

■ホンダN-BOXスラッシュ:N-BOXより全高が100mm低い派生モデルは50万円以下から

N-BOXスラッシュは初代N-BOXのチョップドルーフ版とも言えるモデルで、N-BOXよりも110mm全高を下げている。なだらかなルーフラインが特徴的
N-BOXスラッシュは初代N-BOXのチョップドルーフ版とも言えるモデルで、N-BOXよりも110mm全高を下げている。なだらかなルーフラインが特徴的
ウェストラインよりも上を切り詰めているので、ウェストラインが高く塊感のあるデザインに
ウェストラインよりも上を切り詰めているので、ウェストラインが高く塊感のあるデザインに


★ホンダN-BOXスラッシュの中古車情報はこちら!

 続いては、キングオブ軽自動車のホンダN-BOXの派生モデルとして、2014年~2020年にかけて販売されたN-BOXスラッシュ。

 N-BOXスラッシュは、N-BOXのハコ型スタイルを踏襲しながらルーフを100mm低くし、これをベースに、リアに向かってルーフラインを絞り、ウィンドウラインは逆にせり上げることで、クーペスタイルを演出したモデル。

 リアドアもスライドからヒンジ式へと変更されている。内外装を5種類のトータルコーディネイトで演出したスタイルも特徴となっている。

 さらに、より安心感をもたらす「電子制御パーキングブレーキ」や、パワーステアリングのアシスト力を切り替えられる「モード切替ステアリング」などを新たに採用し、N-BOXのプレミアムモデルという位置づけだった。

N-BOXスラッシュはデビュー時に8種類のインテリアを設定。最もポップで個性的だったのがダイナースタイルで、純正でここまで突き抜けているのも珍しい
N-BOXスラッシュはデビュー時に8種類のインテリアを設定。最もポップで個性的だったのがダイナースタイルで、純正でここまで突き抜けているのも珍しい

 現在、N-BOXスラッシュの中古車は410台流通していて、平均価格は約113.5万円。中古車の価格帯は約49.8万~約170万円とようやく50万円を切るモデルが登場。予算を100万円以下と絞ると140台がヒットする。

 グレード構成は自然吸気エンジンを搭載したG Lインテリアカラーパッケージが多く、初期モデルのG Aパッケージが続いている。案外ターボエンジン搭載車は少ないので、自然吸気エンジン車を狙うのがベストだ。

■初代ダイハツコペン:50万円以下、アクティブトップのATが多い

初代ダイハツコペンは最高出力64psを発生する660cc直列4気筒ターボエンジンを搭載。組み合わされるトランスミッションは5速MTと4速AT
初代ダイハツコペンは最高出力64psを発生する660cc直列4気筒ターボエンジンを搭載。組み合わされるトランスミッションは5速MTと4速AT
電動開閉式のアクティブトップを採用。さながら小さな高級スポーツカー
電動開閉式のアクティブトップを採用。さながら小さな高級スポーツカー


★初代コペンの中古車情報はこちら!

 最後に紹介するのは2002年~2012年に販売された軽オープンカーの初代ダイハツコペン。最高出力64psを発生する660cc直列4気筒ターボエンジンを搭載。組み合わされるトランスミッションは5速MTと4速ATとなっている。

 ルーフは樹脂製のディタッチャブルトップに加えて、電動開閉式のアクティブトップを採用。また、本革シートを採用するなど小さな高級オープンカーだった。

MOMO製ステアリングやレカロ製シート採用のグレードを用意するなど力が入っていた
MOMO製ステアリングやレカロ製シート採用のグレードを用意するなど力が入っていた

 現在、初代コペンの中古車の流通台数は630台。平均価格は約76.6万円。中古車の価格帯は約23万~約300万円と新車時価格を上回る価格を付けた中古車も流通している。

 そのうち100万円以下の中古車は480台、50万円以下は109台流通している。グレード構成はアクティブトップのAT車が最も多く、次いでアクティブトップのMT車が続く。全体的にAT車のほうが多いが、高年式の特別仕様車、アルティメットエディションSなどではMT車の比率が高くなるのが特徴だ。

 中古車購入の楽しみは限られた予算のなかで、最も自分の使いやライフスタイルに合ったクルマを選べること。二桁万円ならば、輸入車のなかでも人気のミニも手が届く。

 ただし、中古車選びには見極める目を養わないと、とんでもない失敗をしてしまうことがある。したがってクルマ選びとともに販売店選びにも力を注ぐ必要があることは知っていてもらいたい。

【画像ギャラリー】予算2桁から購入できる、狙い目中古車たちを確認!

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

あのトヨタスターレットが再び公道に舞い降りる!? 日産×ホンダ協業分析など新社会人も楽しめるゾ「ベストカー5月10日号」

あのトヨタスターレットが再び公道に舞い降りる!? 日産×ホンダ協業分析など新社会人も楽しめるゾ「ベストカー5月10日号」

トヨタの韋駄天が覚醒する! 6代目NEWスターレットのSCOOP情報をはじめ、BC的らしく高級車を大解剖。さらに日産・ホンダの協業分析、そして日向坂46の富田鈴花さんがベストカーに登場! 新社会人もベテランビジネスマンまで、誰もが楽しめるベストカー5月10日号、好評発売中!