■本来のフェラーリを感じるならパフォーマンスモード以上を選択すべし!
従来のフェラーリらしさを感じるのはパフォーマンスモードからだ。V8エンジンが常に働き、充電レベルを最大に保ちながら、前後モーターも回生する。エンジン単体で780ps、800Nmを誇っているから、電動化によるシステム重量増などほとんど感じさせない。これまた十二分なパフォーマンスだった。
そして、このクルマの真骨頂はクォリファイモードである。このモードで初めて、電気モーターとエンジンとの総合性能、つまりは1000馬力を楽しむことができる。
あいにく、公道上での解放は許されていなかったが、一瞬だけ試してみたところ、異次元の速さであったことだけこっそり伝えておく。もっともこのモード、通常のサーキットで使ったなら「10ラップくらいしかもたない」のだそう。ここぞ、という時に使うドライブマネージメントもまた何だかレースっぽい。
なるほどその走りもまた、SFを名乗るにふさわしいマシンというわけである。
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