フェラーリ初PHEV SF90ストラダーレに公道試乗! 新世代跳ね馬の実力

■本来のフェラーリを感じるならパフォーマンスモード以上を選択すべし!

 従来のフェラーリらしさを感じるのはパフォーマンスモードからだ。V8エンジンが常に働き、充電レベルを最大に保ちながら、前後モーターも回生する。エンジン単体で780ps、800Nmを誇っているから、電動化によるシステム重量増などほとんど感じさせない。これまた十二分なパフォーマンスだった。

「SF90ストラダーレ」のリアスタイル。試乗車はアセット・フィオラーノという特別仕様だ。伝統の4灯テールランプが丸型でないのは、テールの高さを低く見せたいというこだわりからだそうだ
「SF90ストラダーレ」のリアスタイル。試乗車はアセット・フィオラーノという特別仕様だ。伝統の4灯テールランプが丸型でないのは、テールの高さを低く見せたいというこだわりからだそうだ

 そして、このクルマの真骨頂はクォリファイモードである。このモードで初めて、電気モーターとエンジンとの総合性能、つまりは1000馬力を楽しむことができる。

 あいにく、公道上での解放は許されていなかったが、一瞬だけ試してみたところ、異次元の速さであったことだけこっそり伝えておく。もっともこのモード、通常のサーキットで使ったなら「10ラップくらいしかもたない」のだそう。ここぞ、という時に使うドライブマネージメントもまた何だかレースっぽい。

 なるほどその走りもまた、SFを名乗るにふさわしいマシンというわけである。

【画像ギャラリー】フェラーリ創立90周年記念車「SF90ストラダーレ」はPHEVの怪物だ!!

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