2018年のロックスター、最新作バディなどなど「夢、挑戦、次代へ」をテーマにクルマを生み出し続ける光岡自動車。ベース車を大胆に、そして楽しく変貌させるマジック(仕事)に迫る! メーカーインタビュー「教えて光岡さん!」も掲載!
●トピック
・最新作バディに試乗!
・教えて光岡さん! 6つの質問
・「個性」が手に入る! 今買える光岡自動車
・光岡自動車の狙い、特有の魅力とは……
※本稿は2021年6月のものです
文(バディ試乗)/飯田裕子 写真/MITSUOKA、ベストカー編集部 撮影/平野 陽
初出:『ベストカー』2021年7月26日号
【画像ギャラリー】傑作・超個性派から霊柩車まで!!? 光岡自動車38年の歴代モデルをギャラリーでチェック!
■「自然体でサラリと乗りこなせる相棒」がコンセプト 西海岸で最新作バディに試乗する!
「写真を撮りたくて、吸い寄せられるように来ました」。とある場所でスケボーを楽しんでいた妻子のいる男性。
「これ、ミツオカのバディですよね。ウチのと同じRAV4がベースなのでつい隣に愛車を停めちゃいました!」(某有料道路PAにて)とご夫婦。
「なんかみんな知ってるんだ、バディのこと」と自然と笑顔になる筆者。こんな経験はなかなかない。
昨年11月に先行予約を開始したミツオカ初のSUV「バディ」。当初の年間生産台数は150台だったが、反響の大きさを受け300台に修正。それも今なら理解できる。
車体のベースはトヨタRAV4。これのフロントフェンダーから前部分と、リアのバンパーフェイスからゲートにかけて改造。仕上げのクオリティは当然高い。
デザインモチーフは1970~1980年代のアメリカ車だそうで、フロント部分のクローム調の上下二段構えのヘッドライトやグリルがライトとともにキラッキラ。
当時のシボレー サバーバンを思い起こさせる。リアのウッドパネルを貼ったようなデザインはジープ グランドワゴニアっぽい。
しかし、そんな「何かに似ている」の“何か”を知らなくても、カリフォルニアの風を感じられるのではないか、このクルマなら。デザインが唯一無二なのは間違いないし、何より本当にイカしているのですよ。
●装備は最新。安心して個性を楽しめるバディ
デモカーは2Lのガソリン車(FF)。
このスタイルだからV8のドロドロ音をさせながら走るソレを想像したくなったけれど、ドライブフィールはRAV4そのもの。
ただしタイヤはボコボコパターンのオールテレーン(BFグッドリッチ)。
パターンノイズが気になるものの驚くほど乗り心地はよく、やっぱりこのタイヤが似合っているみたい。
インテリアはオプションの専用のレザーシート(これ、おすすめです!)以外はベース車と同じ。
操作系やADAS系もしっかり最新のRAV4の装備。実は冒頭のスケボーの彼が「子どもがいるから古いクルマは故障も心配。バディは安心して走らせ、個性を楽しめる」と言っていた。
彼の意見に大賛成。
そこが安心の部分であり、みんなが選びたくなるミツオカの魅力なのだと思う。今のSUV人気もあって大ブレイクしちゃうかも!?
●光岡自動車バディ20ST(2WD)主要諸元
・全長4730×全幅1865×全高1685mm
・車重:1630kg
・ホイールベース:2690mm
・エンジン:2L直4、171ps/21.1kgm
・WLTCモード:15.2km/L(RAV4)
・価格:469万7000~589万9300円
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