電動化がなんだ! 今のうちに乗っておきたい極悪燃費大馬力車!

電動化がなんだ! 今のうちに乗っておきたい極悪燃費大馬力車!

 純ガソリン車、なかでも大排気量の極悪燃費車の新車を買えるのは、あと何年くらいなのだろうか?

 EUは2035年にはすべての新車をEV&FCVにするつもりだと豪語している。またメルセデス・ベンツも「2030年完全EV化」の方針を発表した。

 東京都はHVを含まない純ガソリン車、ディーゼル車、軽自動車の新車販売を2030年に禁止する方針で、日本政府も2050年のカーボンニュートラルの実現に向けて、新車のすべてを電動化へと転換する時期を2035年と明言した。

 そう、純ガソリン車はおろか、極悪燃費の大馬力車なんていうものは、超贅沢品というか、すぐにでも抹殺されなければいけないクルマなのかもしれない。

 もう、極悪燃費大馬力車は乗れなくなってしまうのだ。そこで、今のうちに乗っておきたい極悪燃費大馬力車はどんなものがあるのか、伊達軍曹が解説する。

文/伊達軍曹
写真/トヨタ、日産、マツダ、ランボルギーニ、ブガッティ

【画像ギャラリー】燃料ドカ食いの背徳感!! 胸のすく加速!! 今しか乗れない極悪燃費大馬力車


■極悪燃費大馬力車に乗れる時間はあと少ししか残されていない

2021年8月5日、GT-R NISMO 2022年モデルの価格を発表(発売は10月末)したが、予定していた販売台数を超えたため、オーダー受付を終了していることも発表。いつまでこうした大馬力車の新車が買えるのだろうか?

 「あと何年で極悪燃費の大馬力エンジン車に乗れるのも――具体的な残り時間はわからないが――あと少しなのだろうなぁ」ということだけは、筆者のような者にもわかる。

 そういった時代の流れを先取りして早くもピュアEVを購入し、その一応はエコな走りを楽しんでらっしゃる人もいるだろう。それはそれで、もちろん悪いことではない。むしろ「正しい!」とすら言える。

 だが筆者は正直、あまり大きな声では言えないのだが「残された時間でガソリンを大燃焼させたい!」と、心の奥底では思っている。

 なぜならば、ガソリンと空気を大量に混ぜたものを大爆発させながら走るという行為は、単純に「超気持ちいい!」からだ。

 正義は「薄い混合気やEVまたはFCV」にあるわけだが、快楽は、大馬力ガソリンエンジンの側にあるのだ。申し訳ないとは思うが、申し訳のない背徳的な行為だからこそ、快楽はさらに高まるという側面もある。

 そういった背徳的な大馬力ガソリンエンジン車は、超快感をもたらすと同時に「超極悪燃費」をマークしがちなことでも知られるわけだが、まぁいいじゃないか。今後何十年間もそれに乗れるわけではないのだ。

 数年か10年ほどの短い時間を「ガソリン神」に捧げながら生きてみるのも、決して悪くはない。

■極悪燃費大馬力車その1:ユーノスコスモ20B

現代にも通用する美しい2ドアクーペとして、また極悪燃費車として伝説を残したユーノスコスモ。20B型3ローターエンジン搭載車の10・15モード燃費は6.4km/L


●搭載エンジン:2L、3ローターツインターボ
●最高出力:280ps
●カタログ燃費:6.4km/L(10・15モード/1994年式タイプE CCS)

 ということで、ガソリン神に愛された(もしくは呪われた?)、今のうちにぜひ乗っておきたい「大馬力極悪燃費車」の数々をご紹介しよう。

 ガソリン神に愛された(または呪われた)大馬力極悪燃費車といえば、このクルマについて触れないわけにはいくまい。1990~1996年にかけて販売された、量産車初となる3ローター式の20B型ロータリーエンジンを搭載した、きわめてエレガントな2ドアクーペである。

 搭載エンジンは1.3L×2ローターターボである13B(最高出力230ps/最大トルク30.0kgm)のほか、ここで紹介する2L、3ローターターボの20B(280ps/41.0kgm)の2種類が用意された。

 20Bは最高出力333馬力を発生するよう設計されたが、例の「280馬力規制」から、遺憾ながら280psに抑えられたといういきさつを持つ。

 昨今、人気の電気モーターすら上回るのでは? と感じるほどなめらかな回転フィールと独特のトルク感は「超絶!」といえるものだったが、その代償としてカタログ燃費は6.4km/Lと極悪で、実燃費は(もちろん乗り方にもよるが)3km/L前後と、往年のアメ車も真っ青の数字となる。

 ガソリン神への信仰が試される一台とは言えるが、このエンジンとこのデザイン、たたずまいを前にすると、思わず「……信仰にすべてを捧げます!」と宣言したくなるのだ。

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