■極悪燃費大馬力車その7:トヨタランドクルーザー(300系)
●搭載エンジン:3.5L、V6ツインターボ
●最高出力:415ps
●カタログ燃費:7.9km/L(WLTCモード/2021年式ZX)
2021年8月に発売となったばかりの新型トヨタランドクルーザー。軽量化された車体と刷新された新パワートレインにより、309psの3.3L、V6ツインターボディーゼルのほうはWLTCモード燃費9.7km/Lと、レクサス LX 570やメルセデスAMG G63と比べればはるかに優等生な燃費をマークする。
だが最高出力415psとなる3.5L、V6ツインターボガソリンのほうはまあまあ極悪で、WLTCモード燃費が7.9~8.0km/L、市街地モードは5.3~5.4km/Lとなっている。
ガソリン車の実燃費については今のところ不明だが、おそらくは市街地モードのカタログ値に近い「5km/Lぐらい」ということになるはず。
基本的にはディーゼルターボがおすすめではあるのだが、「無駄遣い」「いろいろなモノの大量放出」といった背徳的堪能を味わいたい数奇者に限っては、あえてガソリンターボを選ぶことこそが「正解」なのだろう。
……はたしてそんな数奇者が世の中にどれだけいるのか、筆者は寡聞にして知らないのだが。
■EPA燃費が悪い主な純ガソリン車(輸入車)
最後に、アメリカで販売されている、主な極悪燃費車のEPA(米国環境保護局)燃費を紹介しておこう。
■ランボルギーニアヴェンタドールSVJ:3.87km/L
■ブガッティシロン:3.91km/L
■パガーニウアイラロードスターBC:5.12km/L
■ランボルギーニウラカンペルフォルマンテ:5.48km/L
■フェラーリ812スーパーファスト:5.52km/L
■ランボルギーニウルス:5.99km/L
■フェラーリF8トリビュート:6.86km/L
■ポルシェ911ターボ:7.21km/L
■マクラーレン720S:7.59km/L
■日産GT-R:7.59km/L
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