電動化がなんだ! 今のうちに乗っておきたい極悪燃費大馬力車!

■極悪燃費大馬力車その7:トヨタランドクルーザー(300系)

2021年8月2日発売の新型ランドクルーザー。3.5Lガソリンターボ車のWLTCモード燃費は7.9km/L。ボンネット、ルーフ、前ドアパネルのアルミ化、新しい溶接技術の採用により、剛性向上(先代比+20%)かつ200kgにも及ぶ軽量化を達成、燃費を改善した
2021年8月2日発売の新型ランドクルーザー。3.5Lガソリンターボ車のWLTCモード燃費は7.9km/L。ボンネット、ルーフ、前ドアパネルのアルミ化、新しい溶接技術の採用により、剛性向上(先代比+20%)かつ200kgにも及ぶ軽量化を達成、燃費を改善した


●搭載エンジン:3.5L、V6ツインターボ
●最高出力:415ps
●カタログ燃費:7.9km/L(WLTCモード/2021年式ZX)

 2021年8月に発売となったばかりの新型トヨタランドクルーザー。軽量化された車体と刷新された新パワートレインにより、309psの3.3L、V6ツインターボディーゼルのほうはWLTCモード燃費9.7km/Lと、レクサス LX 570やメルセデスAMG G63と比べればはるかに優等生な燃費をマークする。

 だが最高出力415psとなる3.5L、V6ツインターボガソリンのほうはまあまあ極悪で、WLTCモード燃費が7.9~8.0km/L、市街地モードは5.3~5.4km/Lとなっている。

 ガソリン車の実燃費については今のところ不明だが、おそらくは市街地モードのカタログ値に近い「5km/Lぐらい」ということになるはず。

 基本的にはディーゼルターボがおすすめではあるのだが、「無駄遣い」「いろいろなモノの大量放出」といった背徳的堪能を味わいたい数奇者に限っては、あえてガソリンターボを選ぶことこそが「正解」なのだろう。

 ……はたしてそんな数奇者が世の中にどれだけいるのか、筆者は寡聞にして知らないのだが。

■EPA燃費が悪い主な純ガソリン車(輸入車)

リッター3.87km(EPA)という極悪燃費車のランボルギーニアヴァンタドールSVJ。6498㏄のV12エンジンは770ps/720Nmを発生、0→100km/hは2.8秒、最高速度は350km/L
リッター3.87km(EPA)という極悪燃費車のランボルギーニアヴァンタドールSVJ。6498㏄のV12エンジンは770ps/720Nmを発生、0→100km/hは2.8秒、最高速度は350km/L

 最後に、アメリカで販売されている、主な極悪燃費車のEPA(米国環境保護局)燃費を紹介しておこう。

■ランボルギーニアヴェンタドールSVJ:3.87km/L
■ブガッティシロン:3.91km/L
■パガーニウアイラロードスターBC:5.12km/L
■ランボルギーニウラカンペルフォルマンテ:5.48km/L
■フェラーリ812スーパーファスト:5.52km/L

■ランボルギーニウルス:5.99km/L
■フェラーリF8トリビュート:6.86km/L
■ポルシェ911ターボ:7.21km/L

■マクラーレン720S:7.59km/L
■日産GT-R:7.59km/L

ブガッティシロンは7993ccW型16気筒DOHC4ターボを搭載。最高出力、最大トルクは1500ps/163.2kgm。EPA燃費は3.91km/L
ブガッティシロンは7993ccW型16気筒DOHC4ターボを搭載。最高出力、最大トルクは1500ps/163.2kgm。EPA燃費は3.91km/L

【画像ギャラリー】燃料ドカ食いの背徳感!! 胸のすく加速!! 今しか乗れない極悪燃費大馬力車

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