■2000年代のスカイラインたち
■11代目スカイライン(2001~2006年)
2001年6月に登場したV35型11代目スカイラインは、R34型からわずか約3年でのフルモデルチェンジだった点や型式の最初のアルファベットのVへの変更、フロントミドにV6エンジンを搭載するFMプラットフォームの採用など、スカイライン史上最も大きく変わったモデルである。
この点は当時大論争となったが、これによりスカイラインは輸出も可能になるなど、スカイラインの存続や日産の収益向上に多大な貢献を残した。
V35型スカイラインが登場した2001年は9.11のアメリカ同時多発テロが起きるなど、日本にとっても今後も波乱万丈が続きそうな21世紀を予感させる年だった。
●世の中の出来事:米9.11同時多発テロ
■12代目スカイライン(2006~2013年)
2006年11月に登場したV36型12代目スカイラインは、V35型の正常進化で開発されたモデルだった。この頃になるとスカイラインの変化に対する抵抗のようなものはほぼなくなり、V36型もスカイラインらしい乗って楽しいスポーツセダンとして高い評価を集めた。
また翌年に追加されたスカイラインクーペは、出力制御にスロットルバルブを使わないVVELを採用した3.7L V6エンジンを搭載した点でも話題になった。
V36型が登場した2006年はライブドア事件が起き、携帯電話の番号をそのままにキャリアを変えられるナンバーポータビリティが始まった年でもあった。
●世の中の出来事:ナンバーポータビリティ
■13代目スカイライン(2013年~)
現行モデルとなるV37型13代目スカイラインは2013年11月に登場した。
V37型スカイラインは輸出の割合がさらに大きくなったこともあり、初期モデルはインフィニティのエンブレムが付いていたことに批判もあったが、クルマ自体はステアバイワイヤや当時としては先進的な運転支援システムの採用もあり、「新技術の実用化」というスカイラインらしさを持ち、ビッグマイナーチェンジでのプロパイロット2.0の採用や400Rの追加も記憶に新しい。
V37型スカイラインが登場した2013年はアベノミクスによる景気回復が始まり、東京オリンピック2020の開催が決まった年だった。
●世の中の出来事:TOKYO2020開催決定
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