■事情その2:オヤジには今しかない! なんとしても手に入れたい空冷名車
●消える前に「名作」を確保しておくべし!
今オヤジが買うべきバイクの新車として候補に挙げたいのが、絶滅の危機を迎えている空冷エンジンのマシンだ。
その一因が二輪排ガス規制。
2022年11月以降に全面適用され、現在の継続生産車も規制適合が迫られる。空冷のビッグバイクは、対策にあたって大改良が必要となるため、多くが生産終了になると噂されているのだ。
2021年3月に空冷のSR400が生産終了し、争奪戦が繰り広げられたが、同じく空冷で名機のハーレー・スポーツスターが殿堂入りとなるようだ。現行型はすでに欧州では2020年型がラスト。
そして今年7月、64年の歴史を持つ従来の空冷Vツインに代わって、電子制御満載の水冷ユニットを積んだスポーツスターSが発表された。
正式なアナウンスはないが、日本でも空冷版は2021年型がラストになるとの情報だ。
また、唯一の空冷直4を積むCB1100シリーズも順次終了になるとの噂。
美しい冷却フィンに独特なサウンドなど現行のクルマでは味わえない空冷を堪能できるのもバイクならでは。今が新車を手に入れるラストチャンスだ!
■事情その3:オヤジキラー続々、即完売中!
●レトロで乗りやすくシブい新型が大人気
ここに掲載したのは今年に入って発売されたニューモデルで、瞬く間に完売するほどの人気ぶり。いずれもオヤジをターゲットにしたコンセプトが見え隠れする。
特に象徴的なのがメグロK3だ。
「メグロ」は戦前から大排気量車を販売し、1964年の東京五輪では聖火リレーの先導白バイにも採用された名門だったが、経営不振でカワサキに吸収合併。
時は流れ2021年、カワサキが55年ぶりにメグロブランドを復活させ、往時を知るオヤジたちを驚喜させたのだ。
メグロ復活第2弾として、往年の「ジュニア」をモチーフにした250版が登場するとの噂もあり、動向に目が離せない。
実現すれば低シートで扱いやすいレブル250の強力な対抗馬となるだろう。
ほかにも、1980年代の懐かしい車名を継いだ癒し系のGB350、名車カタナの現代版に限定カラーを登場させるなど、メーカーはあの手この手でオヤジ心をくすぐる製品を送り込んでいる。
ホンダは、30歳未満のミレニアル世代と60代以降のアクティブシニアの販売が伸長していると分析。
現在メインのユーザー層は40~50代だが、さらに年齢層を上下に拡大しようとしている。
今後オヤジ向けのモデルがより増えるかもしれない。
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