新種「黄色い破線」も登場!? 意外と知らない車線やセンターラインの意味

新しく出てきた黄色い破線の意味は?

新たに登場した『黄の破線』は注意喚起区間を表しているが、まだ登場した直後とあって「知名度」は低い 出典:警察庁『規制標示「進路変更禁止」の注意喚起表示の新設について』より
新たに登場した『黄の破線』は注意喚起区間を表しているが、まだ登場した直後とあって「知名度」は低い 出典:警察庁『規制標示「進路変更禁止」の注意喚起表示の新設について』より

 調べてみると、この黄色い破線は予告として用いるもので、この先で車線禁止の黄色い実線が現れますよ……という予告のためのものとのこと。黄色い破線の先には必ず黄色い実線が現れるというわけです。

 ときどきカーブの先に信号があって見えないときに、予告信号というのがあってそれがずっと黄色で点滅していたり、その先の信号と連動していたりすることがありますが、そうしたタイプのペイント版と考えてもいいでしょう。ということで、扱いは白い実線や破線と同様に車線変更は可能ということになります。

 しかし、これはどうなのでしょう? なんだか覚えることを増やしてどんどんわかりにくくなっていくばかりです。インフォメーションは確実にそして明確にするべきだと思うのです。

 今回のこの黄色破線はまあわかりやすい部類に入ると思うのですが、調べないとわからないようなものはダメです。もっと周知徹底してくれないと困ります。

 たとえば、この黄色破線のところで車線変更したら、後続のクルマが黄色い車線なので車線変更禁止場所だと勘違いしてあおられるかもしれません。実際に運用を始める前に、周知徹底してそれが済んでから運用を開始するべきです。テレビなどのメディアももっと扱ってくれると、こうしたものの周知が進むでしょう。

 また、白の実線については道路の左側にも引かれていることがあります。これは歩道のない場合は路側帯となり歩行者が歩ける場所なのですが、歩道が存在している場合は「車道外側線」となります。

 車道外側線は、クルマやバイクは通れませんが、自転車などの軽車両は通ることができます。道路左側の白線が2本引かれている場合は歩行者用の路側帯、白い実線の左側に白い破線が引かれている場合は駐車禁止の路側帯となります。それぞれの違いはまた別の機会に説明しましょう。

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