どうしても手放せない! 偉大なる昭和のクルマ、70スープラの「味」とは?

■70スープラの中古車流通状態は?

 すでに生産終了から約28年が経過している70型スープラだが、現在中古車は約31台流通していて、平均価格は約235万4000円。中古車の価格帯は約88万~約998万円となっている。グレード構成は2.0GTツインターボ系が約9台、2.5ツインターボRが約8台。そして3.0GTターボ系が約6台となっている。

 2.5L車は約13台もあり、年式が新しいこともあって最も多い。最高値の998万円は走行距離5000kmの2.5GTツインターボR。そして驚いたのは、500台限定のターボAが5台も流通していて、4台は価格応談だが、1台は548万円となっている。

もはや旧車と言われてもおかしくない年代に突入した70スープラ。購入は車両本体価格だけでなく、修理や整備する費用も考えておかねばならない
もはや旧車と言われてもおかしくない年代に突入した70スープラ。購入は車両本体価格だけでなく、修理や整備する費用も考えておかねばならない

 そのターボAのなかにも走行距離2000kmのフルノーマル車という超レア車を発見。価格は1000万円以上と予想するが、このような中古車が令和の時代に残っているだけでも奇跡だと言える。こういったクルマが海外に流出しないことを祈らずにはいられない。

 70型スープラの味というと、80年代の最新鋭の技術を満載し、当時最高峰のGT性能を実現したこと。そして多彩なアフターパーツによって、チューニングされて最高速マシンへと仕上げられていったことだと思う。つまり、最新のスポーツカーでは味わえない奥深さ、そしてチューニングによって速くなる伸びしろがあったことが昭和のマシンの特徴だと言えるだろう。


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