■ヴォクシーハイブリッドのオリ・パラ使用車両は約46台流通
スライドドアを採用したミニバンは、オリ・パラ使用車両としては大活躍したのは容易に想像が付く。売れ筋のヴォクシー/ノア合わせて約87台の中古車が流通しているからだ。
まず、ヴォクシーから紹介する。オリ・パラ使用車両に使用されたのは、ハイブリッドZS。現在、ヴォクシーの新車ではZSしか選べないが、エアロパーツを装着した3ナンバー車で人気の高いグレードで、車両本体価格は334万7300円。
ボディカラーはプラス3万3000円のホワイトパールクリスタルシャイン。パワースライドドアは助手席側のみ標準装備されている。
しかしオプション設定されているナビゲーションが装備されているので、かなりのバリューはある。安全装備は、プリクラッシュセーフティをはじめ、3つの機能がパッケージ化されたToyota Safety Senseを標準装備。
さらに先行車発進告知機能、インテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ静止物)も標準装備している。そして、足元は16インチのBBS社製アルミホイールで引き締めている。
ヴォクシーのオリ・パラ使用車両の中古車は、約46台流通していて、年式は2020年~2021年式。走行距離は388km~1万1000kmで価格帯は273万~329万円となっている。
一方一般のハイブリッドZSの中古車で2020年~2021年式は約8台流通していて、走行距離は約2km~7000km。価格耐は274.9万~約314.6万円。ヴォクシーの中古車は特別仕様車の煌IIIが主流となっているので、標準車は少なくなっている。
それぞれの中古車の走行距離と価格の平均値を見てみると、オリ・パラ使用車両の平均走行距離は約4548kmで平均価格は約303万円。一般車両の平均走行距離は約3750kmで、平均価格は約302万円とほぼ互角となっている。一般車もナビゲーション装着車が多いので、割安感は高い。
■ノアだけオリ・パラ使用車両のほうが高かった
ヴォクシーの兄弟車のノアのオリ・パラ使用車両の中古車は約41台流通している。グレードはすべて車両本体価格334万7300円のハイブリッドSi。ボディカラーはプラス3万3000円のホワイトパールクリスタルシャインで、仕様はヴォクシーのハイブリッドZSと同じだ。
ノアのオリ・パラ使用車両の中古車は2020年~2021年式で、走行距離は581km~2万3000km、車両本体価格は268万~329万円となっている。
一方、一般のノアハイブリッドSiの2020~2021年式の中古車は4台しか流通しておらず、走行距離は2000km~4000km。価格帯は275万~308万円だ。エアロパーツを装着した人気グレードにもかかわらず流通台数が少ないのは、特別仕様車のSi W×B(ダブルバイビー)が主力モデルとなっているからである。
それぞれの中古車の平均値を比べてみると、オリ・パラ使用車両の中古車の平均走行距離は約5240kmで、平均価格は約299万7000円。一般の中古車の平均走行距離は約3750kmで、平均価格は約292万円となった。ノアの場合は、オリ・パラ使用車両の中古車価格が高いという結果となった。
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