バブル景気真っただ中の1991年に登場した、日産「フィガロ」。当時も人気があったモデルですが、30年以上たったいまも、フィガロの人気は衰えるところを知らず、当時の187万円で販売されていたフィガロが、現在中古車オークションでは、300万円を超える価格で取引される個体もあるほど、日本のみならず世界中で人気が高騰しているクルマのひとつです。
そもそも「フィガロ」は、初代マーチ(1982年発売)をベースに、レトロなデザインで登場した「日産パイクカーシリーズ」のひとつ。現代のモデルとは違い、衝突安全性の基準が低く、ドアや車体も薄っぺらなつくりではありますが、レトロでシンプルな内外装のデザインは、いま見ても斬新で新鮮な印象。そんなフィガロの魅力を振り返ります。
文:吉川賢一
写真:NISSAN、ベストカー編集部
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