■コーナーポールはそれでも生き残る?
最後にまとめておくと、各日本メーカーや主力の輸入車ブランドでも、最近の新型車では設定されないケースが増えているのは、デザイン上の制約などとともに、センサー類のコスト抑制などによる電子装備類の採用拡大が影響しているはずだ。
軽自動車では依然として設定されているのは、コーナーポールに慣れている高齢ドライバーや初心者が求めるケースなど、確実にニーズがあるからだ。
純正オプションの電動式製品などを自前で取り付けたいとしても、位置決めやバンパー部の加工やライトスイッチとの連動機構も施す必要があるから、ディーラーに依頼したほうが無難だろう。
純正品の設定がなくとも、前述のように量販店などでアフターパーツとして固定式コーナーポールの取り付けを依頼するのも方法のひとつだ。ただし、安全面の配慮として正確に視認できる位置を見定め、落下などを防止できるように設置できるかどうかにはくれぐれもご注意を!
このようにコーナーポールは、旧世代の古典的なパーツであっても、絶滅危惧部品と呼ぶのはまだまだ非礼というべきだ。今後設定が減少することは避けられないとはいえ、ユーザーのニーズがあればなんとかするといった、丁寧なディーラー対応のスタンスとともに生き残ってくれることを願いたい。
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