銀座四丁目交差点にある日産自動車のショールーム「NISSAN CROSSING」。このショールームは話題の新車やコンセプトカーをはじめ、レーシングカーやヒストリックカーを展示し、日産の歴史を体感できる場所だ。
このNISSAN CROSSINGに2021年12月8日~22日まで、ピカピカによみがえった初代シーマが展示されていた。このクルマのオーナーは大映テレビドラマを見ていたアラフィフの男性にとって憧れの俳優である伊藤かずえさん。
30年以上という長い年月の間、シーマを愛車として所有。1年点検に出した際にディーラーから30年のお祝いをもらったということをインスタグラムに掲載したことがきっかけで、日産自動車がレストアを行うことになったのだ。(編注:Twitterにも投稿されている)
ここでは、当時「シーマ現象」という社会現象を巻き起こした初代シーマとはどんなクルマだったのかを振り返りつつ、今回行われたシーマのレストアの意義を考えてみたい。
文/萩原文博、写真/NISSAN
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