■開発で重視するのは『人による感覚』
ZFのCDCダンパーの開発は、今もザックスの開発部隊が担っているという。現在、ザックスのブランド名は、アフター品の一部しか使っていないというが、その技術はZF名になってもしっかりと受け継がれているので、高い完成度と信頼性を持ち合わせるのも当然といえよう。
開発段階では、シミュレーションなどの活用も増えているが、仕上げでは必ず実装テストを行い、人による感覚を重視した開発を続けているそうだ。
レヴォーグSTIスポーツの「キャラ変」機能は、新型WRX S4 STIスポーツRにも受け継がれている。ダンパーひとつで走りが劇的に変化できるCDCダンパーは、1台のクルマを多目的で楽しむ価値も提供してくれるだけでなく、より状況に合わせた自分好みの足のセッティングが選べる可能性も示してくれた。
既に国産他名でも、CDCダンパーを採用しているところもあり、今後も採用車は増えていくと思われる。CDCダンパーと新車のコラボ―レーションが、我々の予想を超える新たな走りの質感を創造してくれることを期待したい。
【画像ギャラリー】スイッチ操作ひとつで違う乗り味!! 高級車とスポーツカーの2台持ち感覚が味わえるZF製CDCダンパー(10枚)画像ギャラリー
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