カローラクロスがヴェゼルに負けた!? コスパ最強のSUVはどれだ?

カローラクロスがヴェゼルに負けた!? コスパ最強のSUVはどれだ?

 コンパクトクラスからラージサイズまで、ありとあらゆるSUVが登場し、いまや猫も杓子もSUVといえるほどの一大ブームが起きている。

 思い起こせば、約15年前の国内におけるSUV比率は、新車として売られる小型/普通乗用車の10%弱だった。それが今は25%に達する。コンパクトカーの40%に次ぐ売れゆきになっている。

 さて、いざSUVを選ぼうとするとたくさんありすぎて、どれを選べばいいのか迷う人が多いだろう。特に最近の傾向では、コストパフォーマンスの高さもSUV選びの重要な要素にもなってきている。

 そこで、今回はコスパのよさを基準に、コスパのいいSUVランキング・ベスト5を選んでみた。

文/渡辺陽一郎
写真/トヨタ、日産、ホンダ、マツダ、ベストカー編集部

【画像ギャラリー】それぞれの個性が際立つ、現行日本車SUVコスパベスト5のクルマを写真でチェック!!(22枚)画像ギャラリー

■コスパNo.1:ホンダヴェゼル

●買い得グレード:e:HEV・Z・2WD(289万8500円)

2021年4月に2代目へと進化したホンダ『ヴェゼル』。価格はガソリン「G」グレードFFが227万9200円、ハイブリッド「X」FFが265万8700円、ハイブリッド「Z」FFが289万8500円、ハイブリッド「PLaY」FFが329万8900円からとなる
先代モデルよりも足元空間が35mm広くなった後席。身長175cmの編集部ウメキが乗っても、膝スペースは前席背もたれからコブシ2つ分あって余裕を感じる

 機能や装備の割に価格が安い買い得なSUVは、全長を4500mm以下に抑えたコンパクトな車種に多い。コンパクトSUVは、価格が求めやすいこともあり、多くのユーザーが購入の対象に選ぶ。その結果、ライバル同士の競争も激しくなり、買い得度も強まった。

 そしてコンパクトSUVのなかでも、買い得度の1位になる車種がヴェゼルだ。水平基調のボディは視界が良く、インパネなどの内装も上質に仕上げた。

 居住空間は広く、身長170cmの大人4名が乗車した時の後席の足元空間は、握りコブシ2つ半に達する。この後席の余裕は、CR-VのようなミドルサイズSUVと同程度だ。

 後席の取り付け位置が後方に寄っているから、荷室長(荷室の奥行寸法)は十分とはいえないが、ヴェゼルは燃料タンクを前席の下に搭載した。そのために後席を床面へ落とし込むように小さく格納できる。この状態では床の低いボックス状の荷室になる。

 そして買い得グレードのe:HEV・Zは、モーター駆動が中心のハイブリッドシステムを搭載しており、加速が静かで滑らかだ。動力性能は特にパワフルではないが、コンパクトSUVとしては十分な性能を備える。

 e:HEV・Zは装備も充実しており、ドライバーから見えない後方の並走車両を検知して知らせるブラインドスポットインフォメーション、曲がる方向を照らすLEDアクティブコーナリングライト、リアゲートの電動開閉機能、18インチアルミホイールなどを標準装着した。

 2WDの価格は289万8500円だから、装備を充実させたSUVのハイブリッドとしては買い得だ。

■コスパNo.2:トヨタカローラクロス

●買い得グレード:ハイブリッドS・2WD(275万円)

2021年9月から発売となったトヨタ『カローラクロス』。いちばん安いガソリンFF「G”X”」が199万9000円でハイブリッドFF「G」が259万円からとなっている
同メーカーヤリスクロスの弱点である広い車内空間をもつカローラクロスの室内。2段階のリアリクライニングシートや頭上空間の余裕でゆったりとロングドライブできる

 人気のカテゴリーとされるSUVのなかでも、一番登録台数の多い車種がカローラクロスだ。2021年11月には7300台が登録され、カローラシリーズ全体の54%を占めた。

 カローラクロスが好調に売られている理由は、SUVの典型であるからだ。大きなフロントグリルと大径タイヤを備えた外観は、SUVらしく存在感が強い。ボディの上側は、典型的なワゴンスタイルだから、車内の広さや実用性を外観デザインでも表現している。

 そして全長が4490mm、全幅が1825mmのボディは、混雑した街中や駐車場でも運転しやすい。価格も割安だからヒット作になった。

 車内に入ると、インパネ周辺の質感は特に高くはないが、不満も生じない。身長170cmの大人4名が乗車すると、後席に座った乗員の膝先空間は握りコブシ2つ弱だ。ヴェゼルの2つ半に比べて少し狭いが、着座位置や座り心地は良好だから、4名で快適に移動できる。

 そして4名で乗車した時の荷室長は849mmだから、全長が4500mm以下のSUVでは、キックスの900mmに次いで長い。リアゲートの角度を立てたから、背の高い荷物も積みやすく、実用性が優れている。

 価格は割安だ。ハイブリッドは、ノーマルエンジンと比べた時の価格アップを35万円に抑えた。ハイブリッドの価格は、一般的にはノーマルエンジンよりも37万~60万円高いので、カローラクロスは求めやすい。

 そして買い得グレードのハイブリッドSは、ルーフレール、17インチアルミホイール、7インチのディスプレイオーディオなどを標準装着して、2WDの価格は275万円だ。ヴェゼルほどの充実装備ではないが、相応に充実させて、価格を割安に抑えた。

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