■あおり運転(車間距離不保持違反)をするとこうなる!
うっかりでは済まされないのがいわゆる「あおり運転」に関する法律の規定だ。前方の車両を嫌がらせのように執拗に追い回す「あおり運転」は、死亡事故の原因になるなど特に危険な行為であり、道路交通法第26条により車間距離不保持違反として摘発される。
●高速道路でのあおり運転/違反点数:2点、反則金:普通車 9000円
■これ知っている? 他の車両に追いつかれた車両は譲る義務がある
これはうっかりの部類に入るように思うのだが、高速道路上で後続車両への注意を怠れば、後続車に追いつかれても車線を譲らないことで、いわゆる「あおり運転」を招くことも含めて、危険な状況を招きかねないことを留意しておきたい。
道路交通法第27条では「道路の最高速度の範囲内で後方のクルマに追いつかれた場合、追いついたクルマが追い越しを完了するまで速度を上げてはいけない。そして一車線しかない道路でも左端に寄って進路を譲る義務がある」とされている。
●他の車両に追いつかれた車両の義務違反/違反点数:1点 反則金:6000円
■速度低すぎも違反になる、最低速度違反
高速道路でのスピード違反のなかでも最高速度違反は誰もが認識していても、最低速度違反については意外と見過ごされがちだ。
最低速度違反は高速道路の本車線が対面通行でない区間に適用され、法定最低速度は50km/hと規定されている。漫然運転ともいえる行為を戒める法律は珍しいかもしれない。あおり運転が被害者側の「うっかり」がもたらすこともあり得ることも頭に置いておくべきではないか。
●最低速度違反/違反点数:1点、反則金:6000円
■うっかり目的のインターチェンジを通り過ぎてしまったら「逆走に注意」
ここ数年、ニュースでよく聞くことが多くなってきた高齢者による高速道路の逆走事故。直近の全国の高速道路で起きた逆走事案のデータをみると、逆走が起きている場所の約6割がインターチェンジやジャンクションで起きている。
2018年に発生した200件の逆走事案の動機では、進行するルートを誤って逆走が41件(21%)、本来のルートへ戻るための逆走が39件(約20%)、本来のルートへ復帰するための逆走が24件(12%)。
ちなみに逆走したドライバーの年齢は65歳以上が69%、そのうち75歳以上が48%を占め、逆走の認識なしが41件(21%)もあり、認知症が27件(14%)も確認されていることに驚かされる。
基本的なことだが高速道路は一方通行。間違えて入ってしまったり、降りるインターチェンジを通り過ぎても本線上や料金所付近でのUターン(転回)やバック(後退)は絶対にしてはいけない。また、サービスエリア、パーキングエリアでは、本線車道に戻る際に進行方向を間違えないように注意。
もし、うっかり目的のインターチェンジを通り過ぎてしまった場合は、高速道路上でUターンやバックはせず、そのまま走行して次のインターチェンジで降りること。
その際、インターチェンジ出口では一般レーンを通行し、料金所スタッフに申し出ること。ETCを利用している人がほとんどだと思うが、事前にETCカードをETC車載器から取り出したうえで料金所まで行くこと。
料金所係員によって、目的のインターチェンジまで戻るように案内されるので心配は無用だ。その際の通行料金は当初流入インターチェンジから目的のインターチェンジまでの通行料金となるとのこと。これを特別展開制度というそうだ。なお、インターチェンジの構造等によっては対応できない場合があるので注意が必要だ。
では逆走すると違反の対象となるのか? 逆走は道路交通法第17条通行区分違反となり、普通車の場合、違反点数が2点、反則金が9000円。
軽すぎると思えてならないが、逆走事故を起こしてしまうと重い処分を受けることになる。自動車運転死傷行為処罰法により、交通事故を起こして、過失により相手を死傷させた場合には過失運転致死傷罪が適用され、7年以下の懲役または100万円以下の罰金となる。
故意に高速道路を逆走して相手を死傷させた場合には危険運転致死傷罪となり、負傷の場合は15年以下の懲役、死亡した場合には、危険運転致死罪となり、1年以上20年以下の懲役となる。行政処分として、過失運転致死傷罪は相手のケガに応じて3~20点の違反、危険運転致傷罪は45点~55点、危険運転致死罪では62点となっている。
●通行区分違反/違反点数:2点 反則金9000円。刑事罰として5万円以下の罰金、または3ヵ月以下の懲役
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