■近日上陸予定!? の輸入EV
●オペル…2022年に日本での販売を再開するドイツのオペル。同社のガソリンモデル、モッカやコルサは日本での販売が予定されているが、これらのモデルにはEV仕様もあり、群雄割拠するヨーロッパのEV市場でも健闘している。現状では、日本での販売に関する正式発表はない。
●ヒュンダイ…業績不振を理由に、2009年をもって日本市場から撤退していた韓国のヒュンダイがEVを引っさげてカムバック? 2022年に再上陸を果たすと噂されるヒュンダイは、日本国内で販売するモデルをEVのイオニック5とFCVのネッソに絞るとも言われているが、はたして?
●ルノー…日産や三菱と提携しているフランスのルノーも、グループ共通EVプラットフォームのCMF-EVを使用した新型車を発表した。メガーヌE-TECHと名付けられたそのモデルは、クロスオーバーSUVスタイルが採用され、ボディは現行のメガーヌと共通のものとなる。
●フォルクスワーゲン…現在の日本国内では、フォルクスワーゲン(VW)製EVは販売されていない。しかし、VWはEV化を進める欧州のメーカーであり、2028年までに全世界で約2200万台のEVを販売する方針を表明している。その尖兵となるのが『国民車』ビートルの意志を受け継ぐID.シリーズだ。
●フィアット・クライスラー…フィアット・クライスラーでは、現時点で日本国内でEVを販売していない。しかし、フィアットがリリースした500eは、イギリスのニュースUK モーター・アワード 2021でスモールカー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど注目を集めており、正式な輸入販売を期待したい。
【番外コラム01】日本を一歩リード!? 韓国・中国のEV競争は超熾烈
大気汚染が問題となっている中国では、有害物質を含むガスを排出しないEVへの関心は高く、国の政策もあって市中でのEVは増加している。需要があれば供給が増えるのは道理で、現在の中国では新たなEVメーカーが次から次へと誕生中だ。
注目なのが、新興EVの価格が安いこと。日本円で50万円ほどの激安EVが販売され、大きく売り上げを伸ばしている。これは中国政府がEVメーカーに助成金を出しているからであり、助成金がなければ本来はもっと高価格になるクラスのクルマだ。
韓国を見てみると、近年はヒュンダイがEVに力を入れていて、EVの本場とも言うべきヨーロッパでも評価を得ている。今後はヨーロッパ車を脅かす存在に成長するかもしれない。
【番外コラム02】EV化加速の流れでメーカーの垣根がなくなる!?
EVモデルの増産に伴って注目されるのが、グループメーカー内でのプラットフォーム共用だ。この手法はガソリン車でも用いられているが、これまでにない技術が要求されるEVでは、すでにノウハウを有するメーカーの協力を得るのが早道だ。ただし、これはEVの没個性化につながる危険性もある。
【画像ギャラリー】欧州・中国・韓国……電気の武者たちが日本に攻め込む!! 増殖する輸入EVカタログ!!(33枚)画像ギャラリー
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