■欧州・中国・韓国……電気の武者たちが日本に攻め込む!! 増殖する輸入EVカタログ!!
ドイツのアウディからはすでにいくつかのEVが販売されているが、ここではe-tron 50 quattroに注目。このモデルではスペース効率に優れたSUVスタイルが採用され、先行販売のe-tron Sportback 55よりも価格が抑えられるなど、より身近なEVとなった
BMW iX xDrive50 前輪と後輪をそれぞれ別のモーターで駆動する4WDタイプのEV。前輪用モーターのほうが高出力で、FF的な味つけのモデルと言える。本来は無音であるEVだが、このモデルではアイコニック・サウンド・エレクトリックを搭載して、オーディオスピーカーから特別に作曲した音が流れ、EVならではの走行音を体感することができる
メルセデス・ベンツ EQC 400 4MATIC 2030年までに100%EV化を宣言したメルセデス。こちらのEQCは、前後のモーターを合わせると408ps(300kW)というハイパワーを発揮するSUVタイプのモデルだ。負荷の低い状況ではフロントモーターのみで走行し、パワーが必要な場合はリアモーターも駆動してバッテリーのエネルギーを効率よく使う。充電サポートも充実
ポルシェ Taycan GTS ポルシェ初のフル電動スポーツカー。スポーツカーメーカーのポルシェが送り出すEVだけにそのパワーは強烈で、静止状態から100kmにはわずか2.8秒(欧州参考値)で到達する。航続距離は条件によって異なるが、354~431kmと実用性も充分。リアラゲッジスペースを拡張したタイカン4クロスツーリスモもラインナップ
プジョー e-2008 GT EVモデル開発に積極的な姿勢を見せるステランティスグループ。その基幹メーカーであるプジョーが開発したEVがこのモデル。ガソリンモデルの2008と共通のプラットフォームやボディを持つが、e-2008は純粋なEVで、50kWhのバッテリーを搭載。シチュエーションに応じて3タイプのドライビングモードに切り替えができるのも特徴のひとつ。バッテリーには8年(16万km)の保証も
テスラ Model X Plaid 創業以来一貫してEVのみを生産し続けているのがアメリカのテスラ。第一号は2008年にリリースされ、以降は着実に実績を重ねている。このModel X Plaidは2022年に納車開始のクロスオーバーSUVで、フロントドアは一般的な横開きだが、リアは上に開くファルコンドアを採用。モデルX上級グレードのPlaidでは3基のモーターを搭載し、最大7人乗りでも軽々と運んで
ジャガー I-PACE HSE イギリスのジャガーが完成させたSUVタイプのEVは、90kWhの大容量型バッテリーを搭載し、前後2基のモーターが400psの最高出力を絞り出す。全輪駆動(4WD)だが、走行中の状態をモニタリングして、最適なモーター出力とブレーキ制御を行う独自の方式を採用。安全性も配慮される。高速時に車高を下げて抵抗を減らし、バッテリーを節約するアクティブエアサスペンションも装備
ボルボが日本に初導入するEVがC40 Recharge。ボルボでも2030年までに全モデルをEV化する計画を持っているが、C40 Rechargeはその第一弾。EV専用プラットフォームが用いられ、78kWhのバッテリーは最大485kmの航続距離を約束。EVならではのワンペダルドライブも実現した。Googleと共同開発した通信システムが搭載され、ナビをはじめとする各種サポートが受けられる
DSオートモビルズ DS 3 CROSSBACK E-TENSE フランスのDSオートモビルズ製EVは、ステランティスグループ共通のプラットフォームを使用するSUVで登場。ノーマル、スポーツ、エコの3パターンのドライブモードを備え、エネルギー回生を行うブレーキも2つのモードから選択できる。駆動輪はフロントで、136ps(100kW)を発生するモーターを搭載。50kWhのバッテリーにより最大398k
オペル モッカ e 2022年に日本での販売を再開するドイツのオペル。同社のガソリンモデル、モッカやコルサは日本での販売が予定されているが、これらのモデルにはEV仕様もあり、群雄割拠するヨーロッパのEV市場でも健闘している。現状では、日本での販売に関する正式発表はない
オペル コルサ e
ヒュンダイ イオニック 5 業績不振を理由に、2009年をもって日本市場から撤退していた韓国のヒュンダイがEVを引っさげてカムバック? 2022年に再上陸を果たすと噂されるヒュンダイは、日本国内で販売するモデルをEVのイオニック5とFCVのネッソに絞るとも言われているが、はたして?
ルノー メガーヌ E-TECH 日産や三菱と提携しているフランスのルノーも、グループ共通EVプラットフォームのCMF-EVを使用した新型車を発表した。メガーヌE-TECHと名付けられたそのモデルは、クロスオーバーSUVスタイルが採用され、ボディは現行のメガーヌと共通のものとなる
フォルクスワーゲン ID.シリーズ 現在の日本国内では、フォルクスワーゲン(VW)製EVは販売されていない。しかし、VWはEV化を進める欧州のメーカーであり、2028年までに全世界で約2200万台のEVを販売する方針を表明している。その尖兵となるのが『国民車』ビートルの意志を受け継ぐID.シリーズだ
フィアット500e フィアット・クライスラーでは、現時点で日本国内でEVを販売していない。しかし、フィアットがリリースした500eは、イギリスのニュースUK モーター・アワード 2021でスモールカー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど注目を集めており、正式な輸入販売を期待したい
50万円の激安EVがこちらの宏光(ホンガン)MINI EV。一般的なシティコミューターよりは大きく、4人乗車も可能。宏光は現在中国で最も売れているEVブランドのひとつ
宏光 MINI EV Cabrio
上海蔚来汽車(NIO)NIO ET Sedan 英名ではNIO(ニオ)のブランドで展開する上海蔚来汽車は、高性能EVに特化したメーカー。2021年1月に発表されたフラッグシップモデルのETセダンは、150kWhの大容量バッテリーを搭載して600km超えの航続が可能とも
哪吒汽車(NETA)Eureka O3 2014年に誕生した新興EVメーカーが哪吒汽車(NETA)。中国で2022年に販売開始予定のEureka 03は、セダンボディでありながら0から100kmまで4秒で達するという動力性能を持つという。実際の登場が楽しみなモデルだ
ヒュンダイ セブン 先出のイオニック5を筆頭に、2021年に発表したコンセプトカーのセブンや、ジェネシスブランドで展開するモデルでのEVを登場させるなど、ヒュンダイは本格EV時代に向けて活発に動いている
ヒュンダイ ジェネシスGV70
ヒュンダイ ネッソ
キア(起亜)EV6 ヒュンダイ傘下の起亜自動車は2021年5月にEV6の販売を開始した。ヒュンダイとの共通プラットフォームを使用するこのモデルは世界各国で販売が行われるが、日本での発売は現時点で不明
日産と三菱の合弁会社NMKVが製造した三菱ek X。NMKVでは同様の方式でEVも開発している。今後は同様のケースが増えそう