購入する前に必ず試乗をしよう! レンタカーで一日過ごすのもあり!
このように絶好調に売られるN-BOXだが、いくつか欠点も見られるから、販売店の試乗車で確認したい。室内空間では後席の座り心地だ。前席に比べて後席は座面の柔軟性が乏しく、腰の近辺にサポート不足を感じる。
後席は背もたれを倒すと簡単に畳めて便利だが、広げた荷室の床には傾斜ができる。荷物を積むときに不都合がないかを確認したい。
運転感覚では動力性能に注意する。車両重量は大半のグレードが900kg以上だから、登坂路などでパワー不足を感じることもある。そのときはターボも試乗する。ターボは最大トルクがノーマルエンジンの1.6倍に増えて、WLTCモード燃費は5%しか悪化しない。効率が優れている。
標準ボディ、カスタムともにLターボの価格はノーマルエンジンのLに比べて19万9100円高いが、装備も充実する。ノーマルエンジンのLは、サイド&カーテンエアバッグ、右側スライドドアの電動機能はオプション設定だが、ターボには標準装着されてパドルシフトも加わる。これらの装備は11万円に換算されるため、ターボの正味価格は約9万円だ。そうなるとターボも割安になる。
N-BOXは機能が多彩だから、試乗チェックを入念に行いたい。可能ならばN-BOXのレンタカーを借りて、実際に買い物などに出かけてみると使い勝手が分かりやすい。今はホンダの販売店で貸し出すレンタカーも用意されているから、活用すると良いだろう。出費は増えるが、間違いのないクルマを選べる。
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