専門店に比べると、ディーラーの洗車はお粗末な部分が多く見える。洗車機で適当に洗われて、洗車傷をついて点検から戻ってくるという体験をしたことがあるユーザーもいるのではないだろうか。
しかし、ディーラーでも依頼の仕方によっては、品質良く洗車を行ってくれるところもたくさんあるのだ。そこで今回は、カーディーラーに、良い洗車をしてもらうための、テクニックを紹介していこう。
文:佐々木 亘
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■手洗い・機械洗車、どちらも傷のリスクは付きまとう
洗車傷とは、予備洗いで落とし切れなかった異物によって付けられる。例えば砂埃が付着したボディに対して、流水で予備洗いを行うわけだが、よほど丁寧に行わないと、微細なものまでしっかりと流し切ることはできない。
砂が残ったままスポンジやブラシで擦ってしまえば、ボディとスポンジの泡の間に砂などの異物が挟まり傷になる。手洗いでも機械洗車でも、事前の洗浄が不十分であれば、傷がつくリスクは同等だ。
手洗いは傷がつきにくいとされているが、最近の洗車機は十分な予備洗いをするものも多く、下手な手洗いよりも傷がつきにくいものも多い。一概に、どちらがマシとは言い切れないところもある。
■専門業者とディーラー洗車の大きな違いは何か
コーティングや洗車を専門に行うお店の洗車手順は「素晴らしい」の一言だ。ディーラーの洗車と大きく違うのは、使っている水の量と、使える時間の差にある。
高圧洗浄機を使用するのは、双方に共通するが、汚れ落としにかける水の量は、専門店の方が圧倒的に多い。そして、ムース上になった泡で滑りを良くし、摩擦を最小限に小さくしながらクルマを洗っていくのだ。
時間にして30分~60分、価格はプリウスなどのサイズで3,000円弱が相場だろう。
専門店が収益の柱にする洗車だが、ディーラーでは点検・整備のついでに行われるサービスだ。
点検・整備後のサービスでは、1件の洗車にかけられる時間は10分ほど、費用はユーザーから徴収していない(点検費用に含まれる)し、洗車を整備メニューに入れる店でも、費用の相場は1,000円~2,000円程度だ。
どちらが高品質かは価格をみれば、一目でわかる。
それでは、専門業者と同等とまではいかないが、質の高い洗車をディーラーに頼むためにはどうしたらいいのか。ディーラー整備の事情を理解すれば、その方法はわかるはずだ。
コメント
コメントの使い方餅は餅屋だ、洗車専門の方に頼め。ディーラーメカは人材不足でネガティブサイクルに入っている。こんな糞記事で仕事増やすなや!洗車をバカにしてるの見え見えなんだわ、自分でやればどんだけ時間と労力かかるか分かるら。それに対して正当な対価を払うって発想はないのかね。だから車の物書きは馬鹿にされ続けるんだよ…