■ミニバンいらず!? 後席の広さと装備内容が十分すぎる
そして2代目以降のソリオは車内スペースの広さも魅力の一つである。全長4m弱のボディにもかかわらず、後席のレッグルームは身長175cmの筆者が足を組んでもまだスペースが有り余るほど。もちろんシートアレンジも後席用アームレストだって標準装備!
加えて現行ソリオに至っては、夏場に嬉しい「後席用サーキュレーター」を装備するなど快適性もミニバン並なのだった。それでいて158万1800円~というバーゲンプライスなのだ。
そう、ソリオは痒い所に手が届く的な見事なパッケージングの持ち主で地道な販売戦略でプチバンというニッチな市場を盛り上げた功労者ともいえる。
■打倒ソリオ! トヨタ連合がそっくりカーで市場は大盛り上がり
だが、そんなソリオにも悲劇が訪れる。2016年にトヨタ・ダイハツ・スバル連合からガチライバルとなるルーミー兄弟がデビューしたのだ。最大の違いといえばソリオはマイルドハイブリッドを搭載しているのに対し、ルーミーはNAエンジンとターボモデルをラインアップしているといった程度である。
ボディサイズや機能、価格に至るまでソリオと瓜二つであった。要するにソリオはトヨタを本気にさせるほどの魅力満点のモデルであったのだ。
現在、ソリオとルーミー単体で販売台数を比べるとダブルスコア以上の差をつけられてしまっている。スズキとトヨタであれば全国で展開するディーラーの数が大きく違うという事実もあるにせよ、この市場を作り出したソリオにはもう少し頑張ってもらいたいところ。再びのソリオ復活劇に期待したい。
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