サプライヤーが主導権を握る時代がきた!? 日鉄がトヨタを相手に再び値上げを勝ち取った意味を考える

サプライヤーが主導権を握る時代がきた!? 日鉄がトヨタを相手に再び値上げを勝ち取った意味を考える

 昨年の10月に日本の鉄鋼メーカー日本製鉄が、トヨタ自動車を特許侵害で東京地裁に提訴したことは記憶に新しい。日本の自動車業界とは良好な関係にあった日鉄が、なぜトヨタ提訴に踏み切ったのか? それは中国の鉄鋼メーカー宝山鋼鉄が日鉄の特許である「無方向電磁鋼板」を無断で製造し、それをトヨタが使用している関係でトヨタ提訴となった。

 そんな中、日本製鉄は昨年の鋼鉄の値上げに続いて再度の値上げ要求だ。昨今のコロナ禍やウクライナ危機を考えると致し方ないと思うが、こんなニュースを聞くと世界中でインフレが加速しそうで怖くなってくる。当然、クルマの価格にも値上げが波及してくるのは言うまでもなく……近いうちに始まるだろう。

 どうしてこうなった? いったいこれは何を意味するのか? 本稿ではトヨタと日鉄の関係性や鋼鉄の値上げによる影響を考察する。

文/国沢光宏
写真/日本製鉄、トヨタ、AdobeStock(トビラ:jeson @ AdobeStock)

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