ワゴンRスマイル絶好調! 両側スライドドアの威力を再検証する

■開放感が高く視界もいい! スライドドアだけでない魅力でも思わずスマイルになるクルマだ

 そんなスマイルの特筆ポイントがもうひとつある。視界の良好さによる運転のしやすさだ。スマイルの前席のヒップポイントはワゴンRよりも70mm高く、四方の視界が良好で運転席に座った際の第一印象が「視界のよさ=安心感」だった。

 70mm着座位置が高くなってもヘッドクリアランスはまだまだ余裕が感じられる。個人的にもこれくらいが充分と思える開放感がちゃんと保たれている。フロントウィンドウのパノラマ感とその両サイドのカクッと曲がる位置も絶妙で、ボンネットの車幅感も得やすい。

 パワートレーンはエンジン車とマイルドハイブリッド車がある。マイルドハイブリッド車は発進時や加速時にモーターがアシストしてくれることで速やかな走行が可能であり、静粛性にも貢献している。減速時にはISG(モーター機能付き発電機)と専用のリチウムイオンバッテリーを搭載し走行性能と燃費(環境性能)の両立が図られている。

 乗り心地もよく、滑らかなドライブフィールがステアリング操作を含めて整えられている点も洗練度アップがうかがえるポイントだ。ただ、ターボエンジン搭載車も欲しいところだ。登坂の多いエリアや高速移動の頻度が多い方にはもう少しエンジンパワーの力強さが欲しいと思うかもしれない。

 「スライドドアのモデルはありますか?」というニーズが生んだスマイル。男性ユーザーの多いワゴンRに対して女性ユーザーをターゲットとしたスマイル。デザインや使い勝手、最新の安全装備の採用など、スライドドアを求める女性ユーザーがさらに満足、納得のできるクルマ作りをしていると感じる完成度の高さもスマイルの人気の理由だろう。

【画像ギャラリー】ワゴンRに「スマイル」ムーヴに「キャンバス」……ともに売れ筋はサブネーム車であーる(16枚)画像ギャラリー

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