■先行予約開始前に、注文できるケースもある
メーカーが発表する先行予約開始は、販売店にとっての受注計上開始と同義だ。つまりこの日は、販売店からメーカーへの注文を入れる最初の日ということになる。
実務上は、予約開始日より先に価格や用品のデーターベースが届く。予約開始の1週間から10日前からは、営業スタッフの端末の準備が整い、注文を受け付けられる状況になるのだ。受注計上日にトラブルが発生しないよう、あらかじめ準備期間を設けていることが多い。
このタイミングで注文書を取り交わすことは可能である。そのため、先行予約開始前に注文書が作られ、取り交わされることは珍しくなく、こうしたものがSNSなどにアップされていることが多いだろう。
データーベースの配信日は、ある程度決まっているものの、販社ごとに処理方法が異なるため、スタッフの端末に反映されるタイミングはそれぞれ違う。同じ都道府県内のディーラーでも、1日~2日ほどのズレも生じる。
ディーラーの担当者に、熱い気持ちを伝えておけば、予約開始前の予約(注文書のやり取り)はできるだろう。関係と話は密にしておくにこしたことはない。
クルマに限らず、販売というものには、まだまだグレーな部分が見え隠れする。早い者勝ちの先着順と言いながら、お得意様の分は別に残っていたり、正規ルートとは違う販売方法を取ったりと、正しく買っているユーザーが、損をすることがあるのも実情だ。
転売なども大きな社会問題となっているが、販売は一律に平等であることが、本来の姿だと思う。現在も、長いものに巻かれているお店があるならば、その対応は早急に改めてもらいたい。
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