【速度注意!!!】新型オービス続々登場&全国9カ所設置場所全暴露!! 熊本・茨城・長野で間もなく運用開始

■半固定式移動オービス 3県×3か所はここ!

 それでは、2022年度から新たに設置される「半固定式移動オービス」の設置場所について詳細をお伝えしておこう。熊本・長野・茨城の3県それぞれに3か所の拠点が設置される。熊本と茨城に関しては従来の固定式速度自動取締機についても拠点を明示してある。

●熊本県 (九州自動車道)

熊本県(九州道)の新設オービス ※画像提供:オービスガイド
熊本県(九州道)の新設オービス ※画像提供:オービスガイド

〇拠点1:九州自動車道上り『植木IC~菊水IC』149.6kp(キロポスト)
〇拠点2:九州自動車道下り『植木IC~北熊本SA』161.4kp
〇拠点3:九州自動車道下り『宮原SA~八代ICの間』211.4kp

 予告看板は形状がスリムなため、従来のような頭上に大きく設置された予告看板をイメージしていると、昼でも見落とす可能性あり。

●長野県(長野自動車道・上信越自動車道)

長野県(長野自動車道・上信越自動車道)の新設オービス ※画像提供:オービスガイド
長野県(長野自動車道・上信越自動車道)の新設オービス ※画像提供:オービスガイド

 長野県内に関しては、4月に入ってから撮影を完了できたばかりのホットな情報だ。裏側に監視カメラ作動中のプレートがり、金網内の天井に丸いカメラが確認できる。冬は降雪するエリアとあって、他の半固定式移動オービスにはない「三角屋根」仕様となっているのでわかりやすいはず。

〇拠点1…長野自動車道下り、50.1kp、筑北パーキングエリア手前。
〇拠点2…長野道上り方面、67.6kp付近、更埴インターチェンジと姨捨サービスエリアの間。「雨雪スリップ注意」の警告看板があることからもこの場所は速度超過による事故発生が多い危険な場所と思われる。
〇拠点3…上信越自動車道の下り117.1kp、屋代バス停の先&更埴ジャンクションの手前に設置。すぐ横に「姨捨(おばすて)スマートIC・松本方面出口なし」の看板がある、

●茨城県(常磐自動車道・北関東自動車道)

茨城県(常磐自動車道・北関東自動車道)の新設オービス ※画像提供:オービスガイド
茨城県(常磐自動車道・北関東自動車道)の新設オービス ※画像提供:オービスガイド

〇拠点1…常磐自動車道上り『那珂IC~水戸北IC』 89.41kp
〇拠点2…常磐自動車道下り『水戸北IC~那珂IC』 89.6kp
〇拠点3…北関東自動車道西行き 『茨城東IC~茨城町JCT』174.1 kp

 茨城県内も拠点は3カ所だ。常磐道上り56.8kpには2021年2月に設置されたLHシステムのオービスもある。

■高速道路と一般道。今後の速度取締りはどうなる?

 アプリ「オービスガイド」を運営する有限会社パソヤ代表大須賀克巳氏は、利用者からの情報提供をもとに自ら運転しながら全国のオービスを調査している。半固定式移動オービスの設置状況はもちろん、移動式オービスによる取り締まりや運用の状況、撤去された固定式オービスに関しても独自調査を行っている、いわば速度取り締まりのスペシャリストだ。その大須賀氏に、半固定式移動オービスの今後について話を伺った。

Q1. 半固定式移動オービスは阪神高速を始め、長野・茨城・熊本すべて拠点が3か所です。これはどのような理由からでしょうか?

「拠点が2箇所だと行ったり来たりで移動が単調になりますし、移動の予想がつきやすくなります。3ヶ所というのは、半固定式の特徴を生かすのと、予算のバランスを考えてそうなったのだと思います。例えば今年の予算で拠点3ヶ所プラス本体1台、来年の予算で拠点を3ヶ所増やす……などすると固定式オービスをどんどん増設するよりもはるかに費用対効果が高そうです。」

Q2. 半固定式移動オービスが一般道に設置されることもありますか?

「半固定式オービスはイタズラ防止などもあり、安易に拠点(土台)に近付ける一般道には設置しないと思われます(阪神高速でも非常駐車帯に設置されており、通常、走行中のクルマが停まるような場所ではい)。一般道では、これからも移動式オービスによる取り締まりが行われるでしょう」

Q3. 熊本・長野・茨城のいずれも拠点が比較的近いエリアに集中していますが、何か理由がありますか?

「熊本・茨城・長野のいずれも広い県ですが、全域に散りばめた感じはしませんでした。ある程度まとまったエリア内に設置したのは、おそらく本体の移動や、技術者が拠点をメンテナンスすることも考慮しているのかもしれませんね。オービスは危険な場所や速度がつい出てしまいそうな場所に設置されます。いずれも手前にある新しい縦型の”予告看板”がとてもコンパクトで、特に夜間などは気付きにくいかもしれません。また、地方ではオービスというと門型やF型の支柱の上にカメラやストロボが載っているものをイメージする人も多いので、路肩にある金網の箱がオービスとは気がつかない人もいるかもしれないので要注意です。」

Q4. 半固定式移動オービスは今後、全国に普及するでしょうか?

「半固定式は昨年(2021年)4月にスタートした阪神高速(大阪府)含め、4府県各3箇所ずつ、計12拠点が今現在国内にあるすべてだと思います。すべての導入県でまもなく運用開始するでしょう。今回導入した地域の運用状態を見て、問題がなければ今後は他の都道府県でも導入が進むと思います。固定式は撤去が進み、一般道では移動式、高速道では移動式と半固定式の併用に進みそうです。」

次ページは : ■固定式移動オービス近辺で、煽り運転が増加する?

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