■日産編
●ムラーノ(現地名:パスファインダー) 日本での販売:2002~2015年(2代)
ムラーノは2代目モデルまでのハリアーに近い成り立ちとなる、FF車のプラットフォームを使ったラージSUVとして初代モデルが2002年に北米で登場。
2004年に日本への導入も開始され、2008年にキープコンセプトとなる2代目に移行したが、日本では2代目で絶版に。2代目ベースのカブリオレも結局日本では販売されず。
現在北米や中国などで販売されるムラーノは2014年に3代目に移行し、今年中に4代目が登場する予定だ。
●テラノ 日本での販売:1986~2004年(2代)
テラノはハイラックスサーフ同様に、ピックアップトラックベースのSUVとして1986年に初代モデルが登場。当時NDIが手がけた先進的なデザインで人気となった。日本では1995年登場の2代目で絶版。
テラノの北米車名だったパスファインダーは、現在FF乗用車ベースの3列シートのラージSUVとして継続されていて、現行が5代目となる。なお、現在もロシアではテラノを販売し、タイではテラが存在する、テラノの車名は少々紛らわしい。
●サファリ(現地名:パトロール) 日本での販売:1980~2007年(3代)
サファリはランドクルーザーと双璧をなすラージオフローダーとして、初代が1980年に登場。固定ファンが存在し、日本でも1997年登場の3代目モデルまで販売されたが、2007年に絶版となってしまった。
サファリは中東では輸出名のパトロールの車名で現在も販売が継続されており、2010年に現行モデルに移行している。また、パトロールの車名は北米ではアルマーダとなるほか、プレミアムブランドであるインフィニティ版となるQX80も継続中だ。
●マキシマ 日本での販売:1981~1994年(3代)
マキシマはもともとブルーバードとしては最後のFRとなった、910型に直6エンジンを搭載した北米向けの派生車として登場。2代目はブルーバードのFF化に伴いV6となり、ターボ車はコスパのよさにより北米で人気車となり、日本導入も開始。
3代目は3L、V6を搭載し、本格的な3ナンバー車となり、4代目以降日本では2代目セフィーロ、ティアナを販売という歴史を辿った。
マキシマは北米では途切れていない現役長寿モデルで、現在はカムリやアコード級のアルティマの上級車として3.5L・V6を搭載するスポーツセダンというポジションにあり、韓国や中国で販売されたこともあった。
●ジューク 日本での販売:2010~2019年(1代)
ジュークは個性的なエクステリアを持つスタイリッシュなSUVの先駆けとして2010年に登場。しかし、日本ではキックスを実質的な後継車とし2020年に絶版となった。
海外では2019年に日産の英国工場で生産される欧州向けモデルとして2代目に移行。相変わらずデザインコンシャスながら、ルノー主導で開発されたハイブリッドの設定など、ルノー色の強いモデルとなった。
●シルフィ 日本での販売:2000~2021年(3代)
シルフィはブルーバードとパルサーを統合したモデルとして、2000年にブルーバードシルフィの車名で初代モデルが登場。2012年登場の3代目モデルでシルフィの車名になり、日本ではこのモデルが最後。
しかし、シルフィは中国で最量販車となっており大人気。現在は2019年登場の現行4代目に移行し、e-POWERのほか、3代目モデルも継続販売されている。
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