■49車種からのベスト20! 輸入車ディーゼルターボ編
輸入車のディーゼルターボエンジン搭載車は、エンジンの種類は少ないものの、実に49車種に搭載されていた。そのなかからベスト20を選出してもらった。
■総評
ディーゼルの本場ヨーロッパでは、用途に合わせたスペックが用意されている。BMWを見ても、本国では同じ2L 4気筒ながら150ps、170ps、190psという3タイプをラインアップ。
PSAグループ(シトロエン)だって2L 4気筒で150psと180psを持つ。基本的にエンジンの味としてパワフルなスペックのほうが濃いし、楽しい。ガソリンエンジンと同じです。
また、4気筒と6気筒というチョイスもある。4気筒でも、ガソリンエンジンに換算して3L程度までのパワーを引き出せるものの、4L級になると難しい。
そんな車種に搭載されるのが3L級の6気筒ディーゼル。高価だしエンジンサイズも大きくなる半面、高級感あって超パワフル!
BMWの3L 直6ディーゼルは69.3kgmもある! 7L級のガソリン車のトルクと同等です。
BMWに限らず、ベンツもランドローバーもマセラティも3Lディーゼルはすばらしい! 滑らかだし、アクセル踏めば太いトルクがもりもり湧き出てくる。当然の如く順位を付けるなら上位独占だ。
なかでもBMW740dはディーゼルだと思えないほど静か。どんな基準をもってしても「よい」としか言えない。もちろん燃費は2Lより落ちるが、ガソリンの4L級や3L級より圧倒的に経済的。
■2L級のディーゼルターボでいいクルマは?
2LディーゼルターボだとBMWとボルボが2トップ。なかでもボルボは同じブロックを使う235ps/49.0kgmという超パワフルなバリエーションまであるため、190psなど余裕。
『ポールスター』というロムチューンも用意されており、クリーンな排ガスのまま簡単に200ps/44.9kgmに上がるからすばらしい! 私もV40D4のポールスターを持っているが、速いのなんの!
ただゴルフなどと同じCセグメントのボディに、4L級ガソリン車と同等のトルク出すエンジン積んだら完全にオーバースペック。エンジンが車体に勝ってしまっている。ホットハッチですね。バランスを重視するならBMW3シリーズあたりがよいかもしれません。
■ベンツの2.2Lディーゼルの評価が低い理由は?
ベンツの4気筒ディーゼルの評価が低いのは薄味だからだ。マツダの2.2Kディーゼルに似ています。
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