■日本ユーザーの期待を裏切るホンダ
一方、2021年3月に世界初の公道使用可能なレベル3技術搭載車として限定販売が開始されたレジェンドは今や生産中止。ホンダは「世界初」の目標を大いに好んで進めるが、その後の育て方がひどいものである。
オデッセイも狭山工場閉鎖によって日本生産が終了している。日本市場において、軽スモールと売れるミニバンだけのラインナップでは、お客様の期待に応えきれていないのが現状だと私は思う。
カーボンニュートラルに向けた電動化戦略も大切であるが、自動車メーカーとして、お客様の期待に応えるということは、売れる商品を提供販売することだけでは駄目であり、日本における移動手段を提供する、つまり、個人家族の移動のみならず物流、産業の移動手段を提供することであると考える。そういう意味で、軽トラック中止は、言語道断である。
そのような状況のなか、オデッセイが日本生産中止とは、とんでもない経営判断である。日本市場において、オデッセイこそがホンダのフラッグシップカーとして、生産販売されるべきクルマである。そのフラッグシップの意味合いは環境安全性能のみならず、お客様の気持ちと五感を高揚させるクルマであることである。
ホンダの現役の皆さん、三部社長の将来ビジョンに追随するだけでなく、お客様の期待に応え、モビリティ業界の将来と日本の自動車業界を牽引して行ってください。よろしくお願いします。
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