ノイズが気になるところ? ルーミーを選ぶときの要注意点
ルーミーは前述のとおり荷室や収納設備の使い勝手が優れているが、1Lのノーマルエンジンは動力性能が低く、ターボは頻繁に使う2500回転付近のノイズが気になる。
操舵感は曖昧で、危険を避けるときなどは、あおられる挙動が生じて走行安定性も下がりやすい。乗り心地も粗い。後席は座面の柔軟性が乏しく、床と座面の間隔も乏しいから、足を前側へ投げ出す着座姿勢になりやすい。
こうなった理由は、ルーミーが短期間で開発されたからだ。2014年には軽自動車の販売台数が急増して、国内販売の41%に達した。小型車から軽自動車に乗り替えるユーザーも増えた。
このダウンサイジングを食い止めるため、軽自動車で売れ筋になるスーパーハイトワゴンに対抗できる小型車が求められ、ルーミーとその姉妹車が企画された。悠長にしていたら、軽自動車の販売と小型車ユーザーの流出が加速するため、ルーミーは約2年間で開発されて2016年に登場した。
このような事情があるから、ルーミーを購入するときは、入念に試乗したい。ライバル車のソリオも運転すると、ルーミーの実力が正確に分かると思う。
【画像ギャラリー】若い世代にも高齢者にも使いやすくて人気!! 販売台数トップに立ったルーミー(12枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方