各メーカー、新車の生産には非常に苦労しているようだ。トヨタであっても生産停止・再開が頻繁に起こり、ユーザーも販売店も、その動きに翻弄されている。
特にランドクルーザー300は、発売当初から納期が4年以上と言われ、7月1日、ついにトヨタから正式に受注停止のアナウンスがあった。
では、ランクル300がダメならランクルプラドはどうだろう。そして、その納期はどうなっているのだろうか?
ランクル300が受注停止された今、同じ血筋のプラドであれば、ある程度の満足を得られるのだろうか? ランクル300の代わりにランクルプラドは果たしてアリなのか。ランクルを取り巻く販売事情を探っていく。
文/佐々木 亘
写真/トヨタ
■トヨタが公式にランクル300の受注停止を発表
2021年6月10日に販売開始となった、ランドクルーザー300。公式発表前の予約段階から注文が殺到し、国内向けの年間生産計画台数5000台を大きく上回る、約1万8000台の受注を記録したことで、大きな話題となった。
その後も注文数は増え続け、6月下旬段階でメーカーホームページには「今からご注文いただく際の納期は4年程度」と明記されていたが、7月1日、ついに公式ホームページに受注停止のアナウンスがあった。以下テキストを抜粋。
【ランドクルーザーをご検討中のお客様へ】
ご注文停止に関するお詫び
弊社車両をご検討いただき、誠にありがとうございます。
ランドクルーザーは、日本のみならず世界各国でも大変ご好評いただいており
生産能力を大幅に上回るご注文をいただいているため、
現在ご注文を停止させていただいております。
ご注文再開につきましては、今後の生産状況等を踏まえ、改めてご案内申し上げます。
ご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございませんが、何卒ご理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
ディーラーに聞いた話では、今回の受注停止は「納期が5年にもおよび、その間、仕様変更や装備の変更が行われる可能性があり、お客様に迷惑がかかる可能性があるため」と聞いた。
ちなみに兄弟車のレクサスLXやレクサスNXについても公式ページで正式に受注停止したことを発表した。
■ランクル300買えないなら、兄弟車プラドに手を伸ばしてみる
商品改良や法規対応、特別仕様車の設定などで、既に春先からオーダーストップがかけられていたランドクルーザープラド。現行型は7月29日まで生産が行われ、改良後のモデルは8月から生産がスタートする。
既に改良後モデルの予約受注は再開されており、6月末日現在でディーラーへ確認したところ、おおよその納期は6ヵ月と案内があった。
2023年にもフルモデルチェンジが予想されているプラドだが、全面改良前の最終特別仕様車「マットブラックエディション」の存在も気になるところ。
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