煽られたくなければこれを選ぶべし! 煽られないクルマ5選

■煽られやすいクルマは存在する?

煽られたくなければこれを選ぶべし! 煽られないクルマ5選
センチュリーをさすがに煽ろうとは思わない・・・はず

 悲しいかな、それでも煽られやすいクルマが存在することは確かだ。その一例が軽自動車だろう。身近な例で恐縮だが「軽自動車だと煽られるのでSUVに乗り替えた」という子育て中のママさんも実在する。

 おそらく「どうせノロノロ走っていたんだろう」とツッコミが入るはずなので先にお伝えしておこう。

 前述の子育てママさんは、独身時代にS15型シルビア(MT車)を所有していたり、クルマに対する知識や興味、経験値も相応にあることをお伝えしておきたい。

 また、スポーツ系のクルマを運転していると煽られるケースも少なからずあるようだ。ただ、こちらは「もっと速く走れ!」など、どちらかというとバトルを挑まれているのかもしれない。

■煽られないクルマ5選

 賛否あるだろうが、煽られにくいクルマを選ぶことも自己防衛のひとつだと考えたい。「煽られないクルマ5選」を以下にまとめてみた。

1.トヨタクラウンアスリート
・デビュー年:2012年12月
・エンジン:V型6気筒DOHC/直列4気筒DOHC(ハイブリッド車)
・排気量: 3456cc/2499cc/2493cc(ハイブリッド車)
・最高出力/最大トルク:315ps/38.4kgm、203ps/24.3kgm/178ps/22.5kgm
・ボディサイズ(全長×全幅×全高):4895×1800×1450mm
・新車価格:357〜543万円
・中古車平均価格:243.1万円

 デビュー当時は賛否両論だったフロントマスクもいつの間にかすっかり見慣れてしまった。しかも古さを感じさせないのだからすごい。

 生産終了から4年経過しているにも関わらず、平均中古車価格が243.1万円であることからも人気の高さが理解してもらえるだろう。大切に乗ればリセールバリューも期待できるコスパ抜群な1台。

煽られたくなければこれを選ぶべし! 煽られないクルマ5選
いつの間にかデビューから10年も経過していた14代目クラウン。このグリルもすっかり見慣れてしまった感がある

2.トヨタアルファード/ヴェルファイア
・デビュー年:2015年1月
・エンジン:V型6気筒DOHC/直列4気筒DOHC
・排気量:3456cc/2493cc
・最高出力/最大トルク:280ps/35.1kgm、182ps/24kgm
・ボディサイズ(全長×全幅×全高):4940×1850×1880mm
・新車価格:319.8〜1607.2万円
・中古車平均価格:497.4万円

 いろいろいわれている「アルヴェル」だが(察してください)、この快適性を知ってしまうと次も選んでしまいそうになるほどの高い中毒性を持つクルマでもある。

 「毒をもって毒を制するクルマ」でありながら、同乗者にも喜ばれつつ、前述のクラウン同様、大切に乗ればリセールバリューも期待できるコスパ抜群な1台だ。

煽られたくなければこれを選ぶべし! 煽られないクルマ5選
いろいろいわれている「アルヴェル」だが、同乗者としてこのクルマで移動できたら・・・これほどありがたいものはないのも事実

3.メルセデスベンツSクラス
・デビュー年:2005年10月
・エンジン:V型12気筒SOHCツインターボ/V型8気筒DOHC/V型6気筒DOHC
・排気量:5513cc/5461cc/3497cc
・最高出力/最大トルク:517ps/84.6kgm、387ps/54kgm、272ps/35.7kgm、
・ボディサイズ(全長×全幅×全高):5210×1870×1490mm
・新車価格:987〜2115万円
・中古車平均価格:150万円

 いつの時代も押し出し感の強さには定評(?)があるメルセデスベンツSクラス。

 メルセデスが誇る高級車だけに、高年式の中古車の価格も高価。先代モデルの平均中古車価格が500.4万円であるのに対して、先々代は150万円とグッと身近に。安心感との引き換えに重課税と故障の懸念があるのが悩ましいところだ。

煽られたくなければこれを選ぶべし! 煽られないクルマ5選
ノーマルの状態でも押し出し感の強さは群を抜くメルセデスベンツSクラス

4.レクサスLS460
・デビュー年:2006年9月
・エンジン:V型8気筒DOHC
・排気量:4608cc
・最高出力/最大トルク:385ps/51kgm
・ボディサイズ(全長×全幅×全高):5030(5180)×1880×1470mm
・新車価格:770〜1348.5万円
・中古車平均価格:126.7万円

 紛う方なきレクサスの最高級セダンにも関わらず、先代モデルの平均中古車価格が126.7万円と、信じられないくらい安い。

 高年式モデルは300万円前後の個体もあるが、予算に応じて豊富なタマ数のなかから理想の1台を選べる。初期モデルは重課税の対象車となるが、高級感と機械としての信頼性に魔除けの効果も期待できる。

煽られたくなければこれを選ぶべし! 煽られないクルマ5選
煽られたくなければこれを選ぶべし! 煽られないクルマ5選こうして改めて眺めてみると、セルシオの血統を感じさせる初代LS460

5.トヨタセンチュリー
・デビュー年:1997年4月
・エンジン:V型12気筒DOHC
・排気量:4996cc
・最高出力/最大トルク:280ps/49kgm
・ボディサイズ(全長×全幅×全高):5270×1890×1480mm
・新車価格:1113〜1253.8万円
・中古車平均価格:136.8万円

 おそらくは最初で最後となるであろう「国産の量産V12エンジン」を搭載したセンチュリー。

 魔除けとして申し分ないクルマでありながら、趣味車としても所有感を満たしてくれそうだ。歴代の愛車遍歴のなかでも至高の1台となるのは間違いない。もはや走る文化財の領域へ足を踏み入れた1台。懸念点は重課税と燃費か・・・。

煽られたくなければこれを選ぶべし! 煽られないクルマ5選
国産V12エンジンのクルマを日常のアシにできるのもあと何年か・・・エンスー的要素も兼ね備えつつある先代センチュリー

次ページは : ■まとめ:世知辛い世の中だが、自己防衛の手段としてありなのか?

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