一番行きたいのは大黒PA!? アウディのエンジニアがマツダ車に!? ドイツでのロードスター愛が半端ないっ

■世代、職業、国境を越えてつながっていくマツダ愛

会場で出会ったオーナー同士がお互いのクルマを見せあい、言葉を交わす。同じクルマが好き。それだけで心の壁がなくなり打ち解けあっていく
会場で出会ったオーナー同士がお互いのクルマを見せあい、言葉を交わす。同じクルマが好き。それだけで心の壁がなくなり打ち解けあっていく

 あるオーナーさんは、アウディ本社に勤務する開発エンジニアだと! そんなクルマのスペシャリストと言える方でさえ、MX-5にドハマりしているひとりだ。

 普段の通勤のお供には自社製品を、週末にはMX-5でクルマいじりやオフ会を愉しむのが大切な趣味と言う彼は、アウディはとても素晴らしいクルマだ、と前置きをしつつも、車重の軽さや、『簡素なつくり』のMX-5はアナログさが堪らないという。

 日頃はフルコンピュータ制御の最新のアウディの開発現場にいるだけに、休暇には古き良きカーライフが心地良いのだろう。

 一般の車両パーツや純正アクセサリ類は、マツダの販売店やオンラインショップで手に入るので、全く問題ないそうだ。

 しかし日本では数多く販売されている手頃なチューニングやドレスアップパーツがドイツでは手に入り難い事、また手に入ったとしてもTUV(日本でいうJSA規格のような機関であり、車検制度も担う。TUVのUはウムラウト付き)の認可が下りない事が悩みの種だという。

 家まで自分で建ててしまう人が多いDIY国でもあるドイツならではで、クルマいじりも器用にこなす人が多いだけに、オンラインで見掛ける日本で販売されているパーツが羨ましくて仕方がないのだとか。

 ドイツやその近隣国では、MX-5のサークルやオフ会がいくつか催されており、多くのオーナーさんが掛け持ちをしている。横の繋がりがとても強く、殆どが顔見知りなのだ。

 年齢や性別、国籍を超えてMX-5を通じて友情も育み、また新たなツーリングのグループができたりするそうだ。島国単一民族国家のからすると、ちょっとうらやましい限りだ。

【おまけ】このナンバープレートに注目! 自動車文化が根付いたドイツならではの便利制度

ドイツならではのヒストリックナンバー制度。古いクルマに乗り続けるオーナーを後押しするこの姿勢は日本のお役人も見習ってほしい……
ドイツならではのヒストリックナンバー制度。古いクルマに乗り続けるオーナーを後押しするこの姿勢は日本のお役人も見習ってほしい……

 ドイツのナンバープレートの最初のアルファベットは市町村を現す。この方はMなのでミュンヘン。BY84は好きなイニシャルと数字の組み合わせ。末尾のHはヒストリックナンバーのHを現す。

 ドイツでは初期登録・販売から30年以上経過した車両で、オリジナルである事をTUV(Uはウムラウト付き)等の検査機関でチェックされ、与えられるナンバー。(希望者のみ)

 自動車文化を大切にするドイツならではの制度で、Hナンバー車両は税金も保険も割安、触媒不要、EUは車両により排ガス規制区間が厳しく制限されているが、Hナンバーには適応されないので、どこでも自由に走行可能。

 Hの後ろにある04/10の数字は、シーズンナンバーの表示で4月1日から10月31日まで登記、それ以外の11月1日から3月31日までは車庫で保管する必要があり、動かしてはいけない決まりだが、自動車保険や自動車税も休止期間分を支払う必要はない。

【画像ギャラリー】溢れるマツダ愛!! 日本から遠く離れたドイツ・マツダミュージアム&NX-5オフ会に潜入!!(18枚)画像ギャラリー

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