■日本×日本 日産 キャラバンのディーゼルは三菱製!!
キャラバンは昨年10月のガソリン車に続き、2月にディーゼル車もマイナーチェンジされた。マイナーチェンジされたキャラバンのディーゼル車で驚いたのは、エンジンが日産の2.5Lから三菱の2.4Lとなったこと。
スペック的には当然ながら新しい三菱製が若干上なのに加え、排ガス対策やコストで有利なところもあると思われ、三菱製となったのだろう。
いずれにしてもこの点はアライアンスを生かした合理化のひとつと言えるだろう。
■イタリア×イタリア 珠玉のフェラーリ製エンジンを搭載 フィアットグループの結束
F1エンジンを含め門外不出と言われることもあるフェラーリのエンジンだが、他メーカー(フィアット傘下のイタリアメーカー限定)で搭載している例も意外にある。
古いものではフェラーリが12気筒しかなかった時代に「フェラーリも小型化が必要」というコンセプトでクルマも含め開発されたディーノのV6エンジンは、117クーペによく似たフィアットディーノと、競技ベースのランチアストラトスに搭載された。
1980年代に入るとランチアのプレミアムセダンのテーマに、308のV8を搭載した「テーマ8.32」が登場した。
最近ではアルファロメオジュリアとステルビオクアドリフォリオのV6はフェラーリとの共同開発、マセラティクアトロポルテなどのV8はフェラーリのものをマセラティがチューンしている。
■日本車×コスワース
英国のコスワースはレーシングエンジンのイメージが強いが、市販車のエンジンも手掛けている。
日本車でも古くは、8代目ブルーバードの競技ベース車、SSS-Rの1.8L時代はコスワース製の鍛造アルミピストンを採用。
2代目NSXの3.5L、V6はコスワースが開発・製造を担当。また3代目インプレッサWRX STIベースのコンプリートカー製作や初代BRZ&86の市販エンジンのチューニングプログラムを用意したりもしている。
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