1990年、量産車として世界初オールアルミモノコックボディで登場した、ホンダの初代NSX。ボディパネルだけでなく構造部材もすべてアルミ素材とし、ホワイトボディはおよそ210kg、スチールに比べておよそ140kgもの軽量化に成功し、ピュアスポーツカーとしての運動性能向上に大いに貢献した。
この初代NSXを皮切りに、オールアルミモノコックボディの技術は、他のメーカーでも採用されていったが、大衆車まで普及したとはいえず、2022年現在は、オールアルミモノコックボディをウリにしたクルマは、ほぼ聞かなくなった。なぜアルミモノコックボディは普及しなかったのだろうか。
文/吉川賢一、写真/ホンダ、アウディ、BMW、ジャガー、ACM、ベストカーWeb編集部
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