絶滅の危機な4シーターオープンカー!! トヨタ4代目ソアラ&後継モデル レクサスSC
続いては、2シーターオープンカー以上に絶滅の危機にひんしているのが4シーターオープンカーだ。予算200万円で狙える中古4シーターオープンカーで、まず取り上げるのがトヨタソアラとその後継車のレクサスSCだ。
伝統の2ドアクーペからオープンカーへと生まれ変わった4代目ソアラは、2001年~2005年まで販売された。ソアラに採用された電動開閉式のメタルトップは、スロースタート・スローストップ制御により、開閉時間は約25秒の滑らかな動作を実現。また、メタルトップ格納時にはトランクリッド前方が開放され、ラゲッジルームへ荷物の出し入れの際には後方が開くトランクリッド両開き構造を採用しているのが特長だ。
インテリアに使用する素材は贅を尽くし、自然素材のウッドパネルや本革など高級素材を採用した。シートは張りのある本革表皮と心地良いタイト感を持たせた形状によりスポーティ感を強調している。搭載するエンジンは、最高出力280ps、最大トルク430Nmを発生する4.3L V型8気筒DOHCの1種類。組み合わされるトランスミッションは5速ATで駆動方式はFRとなっている。
現在、ソアラの中古車は約108台流通していて、中古車の価格帯は約40万~約299万円。そのうち予算200万円では約104台が購入可能となっている。
2005年のレクサスブランド日本導入の際に、トヨタソアラはレクサスSCへと生まれかわった。内外装は、レクサス独自のデザインフィロソフィ「L-finess(エル・フィネス)」に基づき、変更された。そして搭載するエンジンは、4.3LV8のままだが、組み合わされるミッションは滑らかな変速フィールとスポーティな操作性を実現したシーケンシャルモード付きの6速ATへ変更したのが特長。
そしてブレーキフィールを改善し、常に安定した制動性能を発揮できるように変更されている。また、先進装備としてテレマティックサービスG-Linkを採用するなど先進機能が搭載された。
レクサスSCの中古車は約92台流通していて、中古車の価格帯は約59.8万~約425万円。そのうち約57台が予算200万円で手が届く。圧倒的な存在感をほこるボディサイズと約30秒で開閉するメタルトップは古さを感じさせない。
予算200万円で購入できる4シーターオープンカーはソアラ/レクサスSCを除くとほとんどが輸入車となる。
輸入オープンカーも魅力的!! VWニュービートルカブリオレ&MINIコンバーチブル
続いて紹介するのはVWニュービートルカブリオレ。曲線を多用した個性的な外観デザインが特長のニュービートルカブリオレは2003年~2010年まで販売された4シーターオープンカー。
採用しているソフトトップは、高い防水&断熱性、防音性を実現した3層構造を採用。Z型に折り畳まれる開閉時間はわずか13秒となっている。ニュービートルカブリオレに搭載されているエンジンは2L直列4気筒のみで、駆動方式はFF(2WD)のみとなっている。
ニュービートルカブリオレの中古車は現在、約56台流通していて、価格帯は約35万~約298万円。予算200万円では約53台がターゲットとなる。また、2013年~2016年まで販売された後継車のザビートルカブリオレも、予算200万円以下では約6台の中古車が狙えるようになっている。
そして200万円以下で購入できる中古4シーターオープンカーとして最後に紹介するのが、ミニコンバーチブル。ミニコンバーチブルは3世代流通しているが、予算200万円以下で中心となるのが、2009年~2016年まで販売された旧型だ。日本に導入されたモデルは、クーパーとクーパーSコンバーチブルの2種類。電動開閉式のソフトトップは、わずか15秒で開閉が可能。さらに、時速30km/h以下であれば、走行中でも開け閉めできる。
また、ソフトトップはフルオープンだけでなく、サンルーフのように上部だけを開けることもでき気軽にオープンエアドライブが楽しめる。ラゲッジスペースは、オープンの状態で125L、クローズ時で170Lを確保し実用性も充分。
現在、旧型のミニコンバーチブルの中古車は約62台流通していて、価格帯は約45万~約329万円。そのうち予算200万円では50台が狙えるようになっている。
中古車のオープンカーを購入する際には、電動開閉式であれば、必ず操作を行うこと。そしてルーフのゴムパーツが硬化していないかどうかをしっかりチェックしたい。
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