シティ、S2000、NSXら、あの頃とんがっていたホンダ車たち 13選


■ビート  1991年5月〜1996年10月 尖り度70点

量産車として世界初のフルオープンモノコックボディを採用したビート。車両中央に横置きされるE07A型656cc、直3、SOHCエンジンは64ps/6.1kgmを発生。レッドゾーンは8500rpmだった。発売当時の価格は138万8000円

軽自動車の2シーターのミドシップ“スポーツ”(と呼ぶことを避けたことは有名な話)として登場。フロントーバーハングを削り取ったデザインなど、大人がギリギリ座れるように仕立てたキャビンなど、よくぞここまで! といえるようなレイアウトは、デザインの勝利といえる。

ストロークの短い5速MTのフィーリングの良さも相まって、軽自動車用エンジンとはいえパワーを使い切る感覚は“枠を超えた”スポーツ性を備えていた。

■HR-V 1998年9月〜2006年2月 尖り度65点

ホンダでは既存のカテゴリには収まらない革命的なクルマであるとし、HR-VをSUVではなく、「ジェットフィール・ハイライダー」と呼んだ。発売当時の価格は129万8000〜162万8000円

発表当時は「ワゴンでもクロカンでもない」と表現されたHR-Vは、今では“クロスオーバー”SUVとして説明可能かもしれない。

ミニバンを基本とした「クリエイティブ・ムーバー」に続く「J・ムーバー」として登場した「ジェットフィールハイライダー」のコンセプト・ネームがいかに表現しにくいものだったかがわかる。

ボディ上下を分割するキャラクターラインとともに、最低地上高を190mm採ってSUV感を出しつつシャープに仕立てたスタイリングは斬新ではあった。

高い位置に配されたヘッドライトなどは振り返れば、現在のコンパクトSUVの流れに通ずるものさえある。ちなみに、日本市場でのヴェゼルが欧州市場でHR-Vとして生き残っている。

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