■中古ではランエボXよりもIXのほうが高い!
それでは2022年11月現在の、ランサーエボリューション各モデルにおける中古車相場を見てみよう。
まずは第一世代のエボI~エボIIIだ。エボIの中古車は3台が流通していて、価格帯は約237万~約297万円。エボIIは5台が流通していて、中古車の価格帯は約250万~約290万円。そしてエボIIIは4台が流通していて、価格帯は約387万~約498万円とプレミアム価格となっている。
続いてはエボIV~VIトミ・マキネンまでの第2世代だ。エボIVの中古車は14台が流通していて、価格帯は約149.8万~約358万円。エボVは6台の中古車が流通していて、価格帯は約178万~約705万円。一気に高額車の価格が跳ね上がっている。
エボVIの中古車は19台流通していて、価格帯は約221.8万~約698万円。そしてエボVIトミ・マキネンはわずか1台しか流通しておらず、価格は約399.8万円となっている。
第3世代ではエボVIIが37台と、中古車の流通台数がグンと増加する。価格帯は約179万~約498万円だ。AT車のエボVII GT-Aは11台流通していて価格帯は約118万~約239.8万円とリーズナブルとなっている。
エボVIIIの中古車は約40台流通し、価格帯は約208万~約600万円。そしてエボVIII MRは5台しか流通しておらず、価格帯は約310万~約388万円。エボIXは31台流通していて、中古車の価格帯は約248万~約698万円。
そして4G63型エンジンを搭載した最終モデルのエボIX MRの中古車は約10台流通していて、価格帯は約378万~約1188万円と最高値が1000万円オーバーを記録した!
エボリューションXの中古車は147台流通していて、価格帯は約129.8万~約918万円となっている。中でもファイナルモデルは23台流通していて、価格帯は約479万~約918万円だ。
一般的にスポーツカーはファイナルバージョンが最も高くなるのだが、ランエボではファイナルモデルより、名機4G63エンジンを搭載したエボIX MRのほうが高くなっている。
平均価格はエボXが約288万円に対して、エボIX MRが約629.8万円と大幅に高くなっており、ファイナルモデルの約695万円に迫る勢いだ。新車と異なり、中古車は人気が価格に反映されるため、名機4G63エンジンを搭載した最終進化系のエボIX MRのほうが希少性なども影響して高値となっているのだ。
それにしても、ランサーエボリューションの中古車相場は値上がり傾向が顕著で、100万円台で購入できる中古車は非常に少なくなっている。ファンにとっては残念な側面もあるが、この傾向は今後も続きそう。手に入れるなら決断は早いほうがいいのかもしれない。
【画像ギャラリー】WRCの戦いの中で磨かれた名車!! 三菱 ランサーエボリューションの歴史(35枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方GT-RスープラWRXに続いてエボも走る宝石化。まさか盆栽大勝利の時代が来るとは。
スポーツカーは走らせまくらないと勿体ないの信念貫いてる立場としては、なんか虚しい。