今や「成功の証」!! 新型RX登場でさらに磨きがかかったレクサスSUV軍団のヒエラルキー

手ごろなサイズと価格が魅力の「UX」

 コンパクトなサイズと個性的なデザイン、そして、レクサスとしては手ごろな価格(UX200 400万円~)が魅力のUX。全長4495mm×全幅1840mm×全高1540mmのボディサイズは、CH-Rよりもひとまわり大きいが、全高が抑えられているため、コンパクトカーとSUVのクロスオーバー的な印象が強い。

 インテリアの質感はNXやRXには及ばないが、最小回転半径が5.2mとコンパクトSUVの中でも小さく、都内でも取り回しのしやすい絶妙なボディサイズもあり、運転は抜群にしやすい。パワートレインは、2.0L直4ガソリンの2WD、2.0L直4ハイブリッドには2WD/AWDがラインアップ。バッテリーEV仕様の「UX300e」もある。価格は税込400万円~635万円だ。

コンパクトなサイズと個性的なデザイン、そして、レクサスとしては手ごろな価格が魅力のUX
コンパクトなサイズと個性的なデザイン、そして、レクサスとしては手ごろな価格が魅力のUX

パワートレインの豊富さと、先進技術が魅力の「NX」

 2021年にフルモデルチェンジをうけたNX。ボディサイズは全長4660(+20)mm×全幅1865(+20)mm×全高1660(+5)mm(カッコ内は先代との差)と、先代よりも若干大型化し、さらに細部のデザインが突き詰められたことで、よりダイナミックな雰囲気となった。

 最大の特徴は、パワートレインのバリエーションの豊富さだ。2.5L直4プラグインハイブリッド(AWDのみ)のNX450h、2.5L直4ハイブリッド(FFとE-Four)のNX350h、2.4L直4ガソリンターボ(電子制御フルタイム4WD)のNX350、そして、2.5L直4NAガソリンエンジン(FFとE-Four)のNX250と、なんと6つのバリエーション。

 トップグレードはプラグインハイブリッドのNX450hで、リチウムイオンバッテリーの容量は、RAV4PHVやハリアーZと同じく18.1kWhだ(ちなみに先日登場した新型プリウスは13.6kWh)。0-100km/h加速は、RAV4PHVと同等の6.0秒並みを達成するはずで、GR86(0-100加速6.3秒)よりも速い、俊足のPHEV SUVだ。

 トヨタがもつエンジンラインアップがフルに織りこまれているNX。価格は税込455万円~738万円だ。

従来型よりボディサイズは若干大きくなったが、スタイリングはほぼキープコンセプトとなった、新型NX
従来型よりボディサイズは若干大きくなったが、スタイリングはほぼキープコンセプトとなった、新型NX

ヘッドアップディスプレイ、液晶デジタルメーター、14インチワイドタッチディスプレイを採用。コマンドコントローラーで操作するのではなく、タッチパネル式となった
ヘッドアップディスプレイ、液晶デジタルメーター、14インチワイドタッチディスプレイを採用。コマンドコントローラーで操作するのではなく、タッチパネル式となった

迫力と走破力が魅力の「LX」

 こちらも2021年にフルモデルチェンジをうけた「LX」。レクサス史上最大の22インチタイヤを装着し、Aピラーを車両後方へ引く、キャブバックワードデザインを採用。新開発したプラットフォームを採用しつつも、歴代モデルの走破性から培った、ホイールベースの黄金比「2850mm」や対地障害角は継承。守るべきものは、しっかりと守っている。

 ナビ画面には、12.3インチの大型タッチディスプレイを設置。その下に7インチのタッチディスプレイを配置した。スイッチの形状をトグル式、プッシュ式、ダイヤル式に分け、オフロード走行時でも、ドライバーの誤操作を低減する配慮がなされている。7人乗り仕様では、3列目シートにも電動リクライニングを装備。さらには、後席空間の拡充と寛ぎに重点を置いた、4座独立式シートの「EXECUTIVE」グレードも新設した。

 パワートレインは3.5L V6ツインターボガソリンエンジンに10速AT、AWDの組み合わせのみ。価格は1250万円~1800万円(EXECUTIVE 4人乗り)だ。

ランドクルーザーと兄弟車である新型LX。細部にわたって加飾が施されており、力強さとラグジュアリーなオーラに溢れるエクステリア
ランドクルーザーと兄弟車である新型LX。細部にわたって加飾が施されており、力強さとラグジュアリーなオーラに溢れるエクステリア
インパネ最上段にはナビモニタとなる12.3インチタッチディスプレイ、その下に7インチタッチディスプレイを配置。スイッチの形状をトグル式、プッシュ式、ダイヤル式に分け、オフロード走行時でも、ドライバーの誤操作を低減する配慮がなされている
インパネ最上段にはナビモニタとなる12.3インチタッチディスプレイ、その下に7インチタッチディスプレイを配置。スイッチの形状をトグル式、プッシュ式、ダイヤル式に分け、オフロード走行時でも、ドライバーの誤操作を低減する配慮がなされている

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